情報サービスとコーチングで入札をビジネスチャンスにするお手伝い（1/3）

参入障壁が高い入札のガイド役として、顧客の利点を生かすアドバイスを提供

　「官公庁入札は公的機関と取引できる絶好の機会ですが、いざ始めるにあたって相談に乗ってくれる専門家はなかなかいません。入札のガイド役として、お客さまとともに事業の成功の扉を開きたいと考えています」
　このように話すのは、入札コンサルタントの青柳恭弘さん。東京都中野区の「EAIラボ」代表として、入札に参加したい中小企業や個人事業主の伴走支援を行っています。

　財源が公金である以上、広く市民に開かれるべき入札ですが、参入障壁が高いのが現状だと青柳さんは説明します。
　「官公庁入札は、国の省庁や全国に1800近くある地方自治体、独立行政法人が実施していますが、一定のフォーマットがなく進め方もまちまち。入札に関する自治体側のアナウンスも少なく、参加要領をまとめた文章も難解です。企業内で入札担当者に指名されたものの、我流ではなかなか落札できず、仕事に対する自信をなくした、という声も聞こえてきます」

　一方、入札市場規模は増え続けており、ビジネスチャンスになる可能性を秘めているとか。
　「かつて都道府県や市町村は地元業者に仕事を頼むのが主流でしたが、開放的なオープンマインドの自治体トップが増えていることなどから、広いエリアから入札参加者を募る傾向にあります。企業にとっては競合が少ないブルーオーシャン。参入して損はありません」

　外資系IT会社で30年以上の実務経験を持つ青柳さん。「多種多様なクライアントと新規事業を手掛けてきた知見を生かし、お客さまそれぞれの利点を伸ばすアドバイスをできるのが強みです」と力を込めます。

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