◆突然判断能力を失なってしまったら、自分の銀行口座からもおを引き出せない！◆～おひとりさま女性～

2015年2月25日

テーマ：おひとりさま女性

コラムカテゴリ：法律関連

こんにちは。
司法書士　行政書士　山口里美です。

女性経営者の集まりによく参りますが、そこで意外なお話を伺うことがあります。

「これまで気ままに暮らしていたけれど、
親と同居すると想像以上に金銭面で大変そうだ」と。

特に、ご両親が自営業を営まれている場合、
６５歳を超えたご両親であれば老齢基礎年金を受給していますが、
決して十分な額ではないケースが多いようです。

おひとりさまがご両親の事業を継がない場合、
ご両親の廃業後の生活設計のお話を念のためにされておいた方が良いでしょう。

更に、ご両親が、今後介護状態となったときや、死亡したときの財産管理の問題は深刻です。

実際に、突然痴呆症が発症した場合などは、成年後見人を選任しなければ、
蓄えている銀行口座の預金を引き出せなくなる可能性があります。
その場合には、おひとりさまが立て替えて病院代や施設代を支払うこととなります。

実は、「自分自身が判断能力を失っても同じことになる」のが現実です。

そのような事態に備えて、介護用の保険を用意するなど、
実は対策を講じる必要があります。

そしてその前に、できればご両親の金融資産の口座、生命保険契約内容だけは
共有されておくことをお勧めします。

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