◆相続対策を始めるのは何歳ぐらいが適当なのか？◆～相続対策～

2014年9月23日

テーマ：相続対策

コラムカテゴリ：法律関連

コラムキーワード：相続対策、相続手続き

こんにちは！
司法書士　行政書士　山口里美です。

秋分の日、良いお天気ですね！

日本人の平均寿命が男性80.2歳、女性が86.6歳になたことを先日お伝えしました。
本当に人生80年！
ところが、「健康寿命」つまり、誰のお世話にもならずに自分で自立して生活することができる平均年齢は
男性が70歳、女性が74歳です。
つまり、平均寿命から健康寿命を差し引いた期間、
男性では約10年、女性では約12年、「健康ではない時間」を過ごすこととなります。

更に、65歳以上の4人に一人が、認知症またはその予備軍であるとされるデータがります。

相続対策のお話をすると、まず「まだ自分は大丈夫だからそのうちに」という方がおられます。
しかし、実際に相続施策とは、遺言、任意後見、贈与など、不動産の売買など、
「法律行為」がほとんどであり、認知症が始まってしまうとできなくなる可能性があります。
いつ自分が認知症になるのか、予想はできません。

更に、70歳を過ぎると、不動産の売却や引っ越しなど、
若い世代でも大変なことですから、体力面でも非常に不安が出てきます。

では、「相続対策」は、何歳から始めるのが適当なのか？

気力と体力の充実した、65歳までに始めるのが安全と考えますし、
少なくとも、「健康寿命」とされる70歳までにはスタートしたいものです。

元気で体力のあるうちに、次世代への財産や想いの引き継ぎをお始めになり、
70歳には有意義に人生を楽しむ、そんな時間を過ごして頂きたいと思います。

★親世代と子世代が、まずは顔を見合わせて話し合うことから始められるように。
　揉めないための「大人世代の法律知識」をこれからも皆様に御伝えしてまいります！
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