◆相続税の対象でないのに遺産分割で揉めているケースはなんと7割以上◆～相続手続き～

こんにちは。
司法書士　行政書士　山口里美です。

「相続財産の少ない家庭ほど揉める」
と、一般的に言われています。

最高裁判所の司法統計によりますと、
2012年度に遺産分割案件で揉めている方の遺産価格は、「5000万円以下」の方が
75.7％にも及びます。

2000年には60％
2005年には71％
2010年には74％と、年々数字が上がっております。

仮に配偶者と子供さんお2人が相続人とすると、現在の基礎控除は
5000万円　+　1000万円　×　3(相続人の数）＝8000万円

5000万円の財産は、本来相続税の対象となる金額ではありません。
でも、揉めている方々は7割を超える現実。

反対に、遺産価格が5億円を超える層では、
揉めている割合は1％という数字が出ております。

「自分には関係がない」
「ウチは財産がないから大丈夫」という認識は間違っていることになります。

揉めないために、今の時期こそ、
「少し先の相続のことを、ご家族で明るく」お話をしてみてはいかがでしょうか？





★親と子世代が、まずは顔を見合わせて話し合うことから始められるように。
　揉めないための「大人世代の法律知識」をこれからも皆様に御伝えしてまいります！
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