中間管理職の育成 中堅層・中堅社員の自律を促す「外部面談」の効果
介護・福祉業界では「人手不足」が長年の課題と言われています。しかし、2026年の最新データを見ると、問題の本質は少し違う姿をしている気がします。
厚生労働省の調査では、介護職員の不足感を抱える事業所は65.8% にのぼり、 都市部では 有効求人倍率が4〜7倍 と、採用競争が激しくなっています。
一方で、離職理由の最多は「給与」ではなく、「人間関係・職場環境」が上位に挙がっています。
つまり、介護業界の課題は採用ではなく定着にあるのです。
●職場の「仕組み不足」が離職を生む
介護現場では、「休みづらさ」「業務の属人化」「情報共有の不足」など、仕組みが整わないまま日々の業務が回っていることが少なくありません。
実際、定着に効果がある要因として「休みやすさ」「勤務日時の柔軟性」が最も高く、賃金よりも 働きやすい仕組みが重要であることが示されています。
小規模施設ほど離職率が高いのも、 仕組みが個人に依存しやすく、 人間関係の負荷が大きくなるためです。
●本音が見えないまま、突発離職が進む
介護職の方々は、 利用者対応・家族対応・記録業務・夜勤など、 日々の負荷が大きく、 悩みを言語化する余裕がありません。
管理職も現場に入りながら運営を担うため、「本音を拾う時間」がどうしても不足します。
その結果、
- 相談できない
- 我慢が積み重なる
- 突然辞める
という静かな離職が起きやすくなります。
●外部面談は、介護現場の本音の出口になる
私たちキャリア顧問は、 国家資格キャリアコンサルタントが従業員と個別面談を行い、 職場では見えにくい悩みや離職リスクを可視化します。
介護現場では特に、
- 上司には言いづらい悩み
- 人間関係の違和感
- 業務負荷の偏り
- 将来への不安
- 体調やメンタルの揺らぎ
など、社内では拾いきれない声 が多くあります。
守秘義務を持つ第三者だからこそ、安心して話せる場が生まれ、本音が見えることで、離職予防の打ち手が早くなります。
これは「相談窓口」ではなく、職場の仕組みを整えるための気づきの装置です。
●介護業界こそ、定着の仕組みづくりが必要
人手不足の時代に、 採用だけで人材を確保することは難しくなっています。
これからの介護事業者に必要なのは、辞めない職場をつくるための仕組みづくりです。
その第一歩が、 従業員の本音を丁寧に拾い、職場の課題を見える化することです。
●人材を活かす介護業界へ
介護業界の離職は、給与ではなく職場の仕組み不足が原因で起きています。
職場の本音が見えると、 人間関係の改善、業務の見直し、負荷の調整など、 定着につながる対応策が自然と見えてきます。
人材不足の時代だからこそ、今いる人材を活かす経営へ舵を切る事が大切です。
★リニュアルしたホームページにも情報を纏めています。


