【会計ビジネス英語1年生】Gross SalesとNet Salesの違い

小林真美

小林真美

テーマ:会計ビジネス英語1年生(会計・ファイナンス・IRの英語)

グローバルビジネスの現場で磨いてきた、実践的なビジネス英語のアドバイスをお届けしています。

会計ビジネス英語1年生シリーズのコラムは、経理やファイナンス、IRに従事する英語初心者・中級者向けのアドバイスをしています。

私自身が数十年間、仕事をする中で疑問に思ったことを、わかりやすくシンプルにまとめています。 

P&LのDefinition(定義)を理解する


私自身、金融、メーカー、非営利団体などの異なる業界を経験してきましたが、転職後に最初にやっているのが、Profit & Loss Statementの主な項目に、何が入っているかの理解です。

前回は、SalesとRevenueの違いを解説しました。

今回は改めてSalesに着目して、もう一つわかりにくい定義を整理します

Gross SalesとNet Salesの違い


売上という意味のSalesに、Gross とかNetが付く場合、この二つの意味するものはほぼ確実に違います。


いずれにしろ、企業の業績を報告する際、また理解する際は、この二つをしっかり理解しておく必要があります。


Gross sales = 割引や返品前の総売上

Net sales = 値下げ(discount)や返品(returns)、何らかの割引(allowance)を控除したあとの売上

値下げなどがまったくない場合は、 

Gross Sales = Net Sales になりますが、通常は。

Gross Sales >Net Sales になります。

会社が本当に売上として計上できたものはNet Salesです。

業績のパフォーマンスを分析する時は、何に注目するかによって、どちらを使うのかが変わってきます。

まずは、二つの違いを理解しておくことが大切ですね。


基礎固めの理解はとても大事です。疑問に思ったら自分で調べる、知っていそうな人に聞いてみるという努力が必要です。



会計やファイナンスの英語は、ビジネス英語の中でもやや特殊です。
実際のビジネス経験のない講師に学ぶよりは、現場の経験がある講師から学ぶのが各段に効果があります。

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小林真美
専門家

小林真美(英会話講師)

Biz英語塾

財務・経理・IR担当者を中心にビジネス英語全般を指導。著書3冊『出世する人の英語』、『だれとでも会話がとぎれない!1分間ぺらぺら英会話』、『リーダーのためのビジネス英語フレーズブック』も大好評。

小林真美プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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