【会計ビジネス英語1年生】Gross SalesとNet Salesの違い
前回の記事で、間違えやすい、Gross ProfitとGross Marginの違いを説明しました。
一つの商品・製品やサービスから、どれだけの利益が上がるかを把握することは、ファイナンス担当者にとっても、企業にとっても最重要課題のひとつです。
この分析をしていくと、それぞれの商品・製品やサービスから構成される、ポートフォリオの理解が必要になります。
そもそもポートフォリオって何?
一般的には「紙ばさみ」とか、「個人の作品集」を意味するポートフォリオ。 金融では「資産の構成」を意味します。
一方、企業の業績報告などで引用される、Product Portfolio・製品ポートフォリオは、企業が販売するあらゆる製品・サービスの集合体です。
Product Mixにも近いですが、ポートフォリオは、個々の製品のグループだけでなく、製品ラインのグループとして扱われることもあります。
なぜポートフォリオが大事なの?
ポートフォリオを詳細に分析することで、企業の売上や利益の源泉、成長の見通しなどを把握することができます。
ポートフォリオの分析を活用することで、様々な製品やサービスを持つ企業においても、利益を生み出す製品をもっているか、利益率が減少しているサービスなどがないか、新しい製品やサービスの投資機会はどこにあるのかを理解し、次のアクションにつなげることができます。
企業経営にとって大事な情報であるポートフォリオの分析。
会計・ファインス担当者もしっかり理解し、報告できるようになりましょう。
Product Portfolio を例文で学ぶ
それでは、実際にどのような使い方があるのか、例文をご紹介します。
Our company has expanded its product portfolio since its founding.
当社は創業以来、製品ポートフォリオを拡大してきました。
Their product portfolio comprises a wide range of consumer products.
彼らの製品ポートフォリオは、幅広い消費者製品で構成されています。
One of our top priorities is to widen our product portfolio.
当社の最優先事項の1つは、製品ポートフォリオを拡大することです。
We acquired company X in order to expand our product portfolio.
製品ポートフォリオを拡大するためにX社を買収しました。
Simplification of the product portfolio continued to be our focus for the next three years.
製品ポートフォリオの簡素化は、今後3年間引き続き注力してきました。
We need to introduce a highly profitable new product to enhance our product portfolio.
製品ポートフォリオを強化するために、収益性の高い新製品を導入する必要があります。
新しい表現を学ぶ時は、例文と一緒に学んでみてください。
具体的なイメージがわいて、理解が深まります。
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