[会計・ファイナンス・IRの英語] ビジネス英会話で数字を上手く活用できれば、誤解を防げる
拙著、出世する人の英語 アメリカ人の論理と思考習慣 (幻冬舎新には、私の20年以上にわたる外資系企業での経験をもとに、失敗談やそこからの学びを共有しています。
そこでご紹介した中で、我ながら言い当てたと思うのが、日本人と外国人のミーティングに対する姿勢の違いです。
簡単に言うと、
日本式は復習型
先ずはミーティングで相手の意見や提案を聞いて、カジュアルにディスカッション。 後はお持ち帰りで、後日検討というスタイルです。
一方、
欧米式は予習型
事前にミーティングの内容を把握して、質問なども準備。実際のミーティングでは、議論を交わして、結論までもっていくことを意識します。
ノンネイティブにとって、事前の準備が不十分であれば、当日に意見を出す余裕などは生まれません。
英語に自信がなければ、事前に関係者に根回し兼ねた相談が有効です。
英語の会議でも、根回しは有効
英語に自信があってもなくても、大事な会議の前は、関係者には事前に根回し。 自分の提案に合意を得られそうか、懸念点や質問があれば、それはどんなことかを事前に把握するようにしましょう。
根回しで事前に情報を得ることで、対応策を検討することができます。
大勢のミーティングに入る前に、主要な参加者や、諸々の情報をもっている人にアプローチするイメージです。
ネイティブの間でも、根回しには気をつかいます。
私たちノンネイティブ、その努力を怠ってはいけません。
ノンネイティブなので英語が苦手を逆手に取る
ミーティング後の確認、何が合意され、何が宿題になったのかの確認も必須です。
議事録だけでは把握できない内容、自分の理解が不十分な点は、一緒にミーティングに参加していた人に確認しましょう。
「(英語でのコミュニケーションは完璧ではないので)、確認したい点があるので、ちょっと時間をとってほしい」的なアプローチは、多くの場面に効果的です。
「自分は英語が下手だ」とか、「発音が悪くて、申し訳ない」などと、あやまってはいけません。
自信のないビジネスパーソンと受け止められてしまいます。
あくまで、しっかり理解した上で、適切なアクションにつなげたいという、前向きな姿勢でアプローチしましょう。
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