[会計・ファイナンス・IRの英語] 英文メールの書き出し表現

小林真美

小林真美

テーマ:ビジネス英文メール

英文ビジネスメールは、的を得たタイトルをつけることが、受け手のすみやかな開封につながります。

ビジネスEメールはタイトルが勝負

一方、せっかく読みはじめたメールの、出だしのあいさつが不自然だったら、読み手はどう感じるでしょうか?

相手に気持ちよくメールを読みすすめてもらうためにも、プロフェッショナルな出だしはとても大切です。

相手の名前がわからなかったり、性別が不明だったり、またどのくらい丁寧にすべきかに迷うこともありますが、ビジネスメールで使うパターンは決まっています。
基本を押さえてしまいましょう。

ぜひ下記を参考に、メールの書き出しに迷わないようにしてください。

相手の名前がわからないとき

これまでやり取りのない取引先や、社外組織に初めてコンタクトする場合、担当者の名前が不明なこともありますよね。

そんな時は、以下の表現を使います。

Greetings,

Good morning/afternoon/evening,

To Whom It May Concern,  
「ご担当者様」

(Dear Sir & Madam  
「各位」 という表現もありますが、これは昨今ほとんど見ない、堅い表現です。)

これらの表現の後に、

” I hope this email finds you well."
「ご健勝のことと存じます。」

という慣用表現を使ったり、簡単な自己紹介文を入れまてみましょう。

名前を知っている個人に送る時


会社や組織のフォーマル度合いによっても、個々人の好みによっても、使う表現は変わってきます。

フォーマル度のイメージは以下です

Dear  >  Hello  >  Hi

いずれも後ろに続くのは、ファーストネームか Mr./Ms. ラストネームです。

何度もやりとりしている場合は、通常ファーストネームを使います。


To ファーストネーム (もしくは Mr. / Ms. ラストネーム) という使い方もあります。

私自身は、ある米系外資に勤務中はほぼ毎回これを使っていました。周りのネイティブもこれを使っていたのです。 

実はこの表現はフォーマル色が強かったり、ビジネスライクな印象も強いのもの。

その後転職した別の組織(同じく米系)では全く使っていませんでした。 

あいさつ文は組織や業界のカルチャーにも影響を受けるものなのです。

また、Hi there とか Hey は 「やぁ」に近いので、ビジネスメールではおすすめしません。

複数の人へ送る場合

数名であれば、Dear の後に名前を並べるという方法もありますが、以下のような表現も。

Dear all,
Dear team members,
Dear accounting team,
Dear sales representatives,

上記のような言い方も覚えておくと重宝します。

以上、英文ビジネスメールのあいさつ文をご紹介しました。

相手がどのような表現を使っているかなども参考にしながら、やり取りにマッチする表現を見つけて自分のものにしてください。

そして何よりも、相手の名前のスペルミスをしないこともとても大事ですよ。

英文ビジネスメールを効率的に学びたい方、Biz英語塾の講座をご利用ください。
学習方法に迷うことなく、伝わるメールが書けるようになるまで丁寧に指導します。


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小林真美
専門家

小林真美(英会話講師)

Biz英語塾

財務・経理・IR担当者を中心にビジネス英語全般を指導。著書3冊『出世する人の英語』、『だれとでも会話がとぎれない!1分間ぺらぺら英会話』、『リーダーのためのビジネス英語フレーズブック』も大好評。

小林真美プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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