[会計・ファイナンス・IRの英語]伝わる英文メールを書く秘訣・文法編

小林真美

小林真美

テーマ:ビジネス英文メール

わたしたち英語ノンネイティブが、わかりやすい英文メールを書く秘訣は、実はとても簡単です。

  • 論理的に整理して、伝えたいことを明確にする
  • シンプルな表現を心がける
  • 一文は短め・情報を盛り込み過ぎない


です。

上記が徹底できれば、中学英語の文法をマスターしただけでも、かなりの英文を書くことができます。

シンプルな構文に、ファイナンスや会計、業界の専門用語を適切に使用すれば、プロフェッショナルな英文に仕上げることが可能です。

今回は、基礎的文法の中でも、特に大事なことを補足します。

主語を明確にする


日本語と違い、英語は主語を明確にする言語です。

主語は自分(自社)なのか、あなた(御社)なのか、それとも別の誰かなのか、必ず明確にする意識をもってください。

自分の書いた英語が正しいかを、翻訳ソフト(英=>日)で、確認してみるのも役立ちます。

主語があいまいだと、意図する意味とは、異なる文章になってしまっていることに気づくでしょう。

冠詞(a/an または the) をマスターする


名詞の前につく冠詞には、「不定冠詞」の“a”と“an”、「定冠詞」の“the”があります。(名詞の前に冠詞を付けない、「無冠詞」というのもありますが、今回は説明を省きます。)

話の中に初めてでてくる場合は、”a”
(母音字“a”“e”“i”“o”“u”から始まる名詞の前には“anですね。)

一方、すでに会話や文書の中に登場している名詞の場合は、the です。

この定義、 そんなのわかっているよ~と思いがちですが、実際に英語を使う場合、意外に区別が難しいです。

冠詞というものが、日本語には存在しないので、私たちの意識から抜けがちなんですね。

一方、英語ネイティブにとっては、冠詞は大事。誤解を生まないように気をつけましょう。

以下のような例文でイメージをもってください。

We are going to make a proposal.
提案をする予定です。 (<=何の提案かまだ話してない場合)

We are going to talk about the proposal.
その提案について話す予定です。(<=すでに話している提案)

会話でも気を付けるのはもちろん、書いたものを見直す機会のあるメール文では
間違えのないように見直しましょう。

時制を正しくする

会話でも意識すべきですが、書きもので特に注意すべき、もう一つは時制です。

ビジネスにおいて、過去のことなのか、現在のことなのか、これからやろうとしていることなのか、正しく伝えることが重要なケースは非常に多いです。

例えば、売上の伸びが今一つで、プロモーションの改善が必要な場合、

これからやるのであれば、

We will improve our promotion.
プロモーションを改善します。

もうすでにやっていることであれば

We have already improved our promotion.
私たちはすでにプロモーションを改善しています。

ニュアンスが大きく変わってきますよね。

簡単なようで意外に見落としがちなポイントです。

次に英文メールを書く際に、ぜひ参考にさしてください。

Biz英語塾では、英文メール添削も行っています。
メールでのご相談は無料です。お気軽にBiz英語塾へお問合せください。


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小林真美
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小林真美(英会話講師)

Biz英語塾

財務・経理・IR担当者を中心にビジネス英語全般を指導。著書3冊『出世する人の英語』、『だれとでも会話がとぎれない!1分間ぺらぺら英会話』、『リーダーのためのビジネス英語フレーズブック』も大好評。

小林真美プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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