7回連続連載第1回 恋愛がうまくいかない本当の理由は、「彼」ではなく心のプログラムにある
マイベストプロ7回連載 第3回
なぜ恋愛になると、不安・執着・自己否定が強くなるのか
はじめに
「仕事では冷静に判断できるのに、恋愛になると別人のように不安になってしまう」
「LINEの返信が数時間ないだけで、嫌われたのではないかと考えてしまう」
「彼中心の生活になり、自分らしさを失ってしまう」。
恋愛カウンセラーとして長年ご相談を受けていると、このようなお悩みは決して珍しいものではありません。
多くの方は『私が弱いから』『依存体質だから』と自分を責めます。
しかし私は、そのように考える必要はないとお伝えしています。恋愛になると強い不安や執着、自己否定が現れる背景には、自分でも気づいていない『心のプログラム』が影響していることが少なくありません。
恋愛は心の奥にある感情を映し出す鏡
恋愛は他の人間関係とは少し違います。
愛されたい、必要とされたい、見捨てられたくないという根源的な感情が刺激されるため、幼少期に形成された反応パターンが表面化しやすくなります。
同じ出来事でも平気な人と強く傷つく人がいるのは、出来事そのものではなく、その出来事をどう受け止めるかという心のプログラムが異なるからです。
不安は出来事ではなく解釈から生まれる
例えば返信が遅れたという事実は一つです。
しかし『忙しいのだろう』と考える人もいれば、『嫌われた』『もう終わりだ』と考える人もいます。
その違いを生み出しているのが心のプログラムです。
過去に否定された経験や我慢を重ねた経験があると、無意識に最悪の未来を予測してしまうことがあります。
執着は愛情ではなく安心を求める行動
何度も連絡してしまう、SNSを確認してしまう、相手の言動に一喜一憂してしまう。
その背景には相手を支配したい気持ちではなく、不安を鎮めたいという切実な願いがあります。
しかし安心を相手から得ようとするほど、不安は一時的にしか解消されず、さらに確認したくなるという悪循環が起こります。
自己否定が強くなる本当の理由
『もっと可愛ければ』『もっと我慢できれば』と自分を責め続ける方もいます。
しかし、自分を責める癖も生まれつきではありません。
幼い頃に評価や期待に応えようとしてきた経験が積み重なることで、『愛されるためには頑張らなければならない』という心のプログラムが出来上がることがあります。
カウンセリング現場で見えてきた共通点
恋愛の形は違っても、多くの相談者様には共通点があります。
音信不通、復縁、婚活、夫婦関係などテーマは違っても、『相手が変われば幸せになれる』と思っていた方ほど、自分の心のプログラムに気づいた瞬間から現実が変わり始めます。
もちろん相手を変える魔法ではありません。
しかし自分の受け止め方が変わることで、コミュニケーションや選択が変わり、結果として関係性が変化していくのです。
恋愛を変える第一歩
大切なのは自分を責めることではなく、自分を理解することです。
『どうして私はここで苦しくなるのだろう』『どんな思い込みを持っているのだろう』と優しく問いかけることが変化の始まりです。心のプログラムは、気づき、理解し、少しずつ書き換えていくことができます。
まとめ
恋愛で感じる不安、執着、自己否定は、あなたの人格そのものではありません。
これまでの人生で身につけた心のプログラムが反応している可能性があります。
その仕組みを知ることは、自分を責めるためではなく、自分を大切にするためです。次回は『「いい子」で育った人ほど恋愛で苦しみやすい理由』について詳しくお伝えします。


