文金高島田と新日本髪の違い
今年の夏は残暑も厳しいですが、9月に入り朝晩は少し涼しくなり鈴虫の声が聞こえはじめ、空も秋の気配になってきました。先日、残暑の中、和装の前撮りを行いました。和装なんて暑そう・・と思いますが、ロケ場所が軽井沢ということもあり、緑も綺麗な爽やかな撮影となりました。
海外からのお客様で、新郎様は初めての日本。日本の感想を聞くと「皆さん優しい」。紋服姿のご自分をご覧になり「サムライ」とおっしゃっていました。
新婦様衣装は、アントワープブライダルのアンティークの白無垢。赤線がポイントの鶴柄が一面にある正絹100%の白無垢です。ヘアースタイルは、地毛で文金高島田に角隠しをご希望。(文金高島田とは、江戸時代の未婚女性の代表的な髪型)肩までの髪の長さでも結い上げることができましたが、お顔のバランスを見て、今回は「まげ」の高さを控えめにして「羽根元結」がないスタイルにしました。
ヘアーメイクは、アントワープブライダルでもベテランの美容師が担当し、地毛で文金高島田を結い上げる唯一無二の存在のスタッフです。
フォトでは、日本にいらっしゃるご家族皆様との楽しいひと時を写真に残すというこの瞬間をご一緒できることは、この上なくうれしい限りです。「笑顔」いいですよね!
今回の撮影は「フォレストスタジオ軽井沢」の有賀社長。
今までの3万件の和装の撮影をしてこられて、毎回形付けの早さに驚いております。そして綺麗なスタイルをあっという間に創り上げます。プロの技ですよね!
毎回、勉強!勉強です。