愛犬、愛猫の肉球ワッペン
グリーフケア専門カウンセラーの日高りえです。
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前回に引き続き、アイペット損害保険株式会社さんが行ったペットロスに関する調査結果をご紹介します。
ペット飼育者の約6割がペットロスになったという結果を前回ご紹介しましたが、人が亡くなったときに忌引きするのとは違い、いくらペットが家族同様と言っても、仕事を休む人は11.6%と少数のようです。
仕事を休んだと回答された方に休みを取る際、理由を伝えたか否かは、約半数が伝えなかった。その理由として、「共感してもらえないと思ったため」が半数以上(複数回答)にのぼっており、ペットとの別れにより辛い思いを抱えていても、それを正直に伝えられずにいる方が多いようです。
ただでさえ愛するペットを亡くしたのに、理解してもらえないと余計に辛くなりますので、本当のことをあえて言わないというのはありですよね。
また、どれくらい休みを取った日数は「1~2日」と回答した方が73.3%と多数。
葬儀をしたりお別れをしたりと、最低限の日数ですね。
一方で、6日以上と回答された方も約13%いらっしゃいました。家族同様のペットであれば、当然かと思います。
なんと、このアイペットさんでは、従業員が大切な家族であるペットとの時間を大切にできるよう、「ペット休暇制度」「ペット忌引き」などの福利厚生を行っているそうです。
さすがですね!
■ペットを亡くしたことが理由で仕事を休む人は
休んだ 11.6%
休まなかった 62.8%
当時働いていない 25.6%
■仕事または家事を休む際「ペットが亡くなったため」だと会社または周囲に伝えましたか?
伝えた 49.1%
伝えなかった 50.9%
■なぜ、「ペットが亡くなったため」だと伝えませんでしたか?
共感してもらえないとおもったため 50.8%
休暇なので取得理由を伝える必要がないと感じたため 28.8%
休暇取得に嫌な顔をされると思ったため 23.7%
言葉にするのも辛かったから 13.6%
■ペットが亡くなった後、何日ほど仕事または家事を休みましたか?
1~2日 73.3%
3~5日 13.8%
6日以上 12.9%
■どんなときに、自分にとってペットの存在が大きいものだと実感しましたか?
一緒に過ごしているとき 69.3%
帰宅時など大喜びで迎えてくれたとき 52.5%
落ち込んでいるときなど寄り添ってくれたとき 35.7%
ストレスの緩和を感じたとき 26.6%
家族の絆を深めてくれる、家族の輪の中心となっていると感じたとき 25.1%
今回の調査結果で、わかるわかると共感される方が多いかと思います。
少しでも心が軽くなりますように。
【調査概要】
調査対象:犬・猫を亡くした経験をお持ちで、現在はペットと一緒に暮らしていない男女1,000名
調査期間:2023年9月5日~8日
調査方法:インターネットによるアンケートを実施
調査会社:アイペット損害保険株式会社