ダウンサイジングして災害に備える
大人片づけって何ですか?
大人片づけって何ですか?と思われた方がほとんどだと思いますので、最初に「大人片づけ」の紹介をします。
「大人片づけ」は一般社団法人日本エグゼクティブプロモーター協会の公式片づけメソッドです。
よくほかの片づけとどう違うのかと聞かれます。
一言でいうと、片づけを年代別に区切る、ということです。
年代別?なんていうと余計わからなくなるかもしれませんが、節目ごとでものを片づけていこうということです。
いまや日本人の平均寿命がぐんぐん伸びて、100才に届こうかという時代です。
ちょっと前には十年一昔と言いましたが、これだけ寿命が伸びてくると、二十年で一昔と言った方が良さそうです。
実は二十年をひと区切りとして、物の持ち方が変わってくることに気が付きます。
二十代ー決定権が親ではなくなり、自分で決めたこと、物が増えはじめます。
四十代ー親の家をでて一家を構えることも多く物が増える時期です。
六十代ー定年をむかえたりしますが、趣味や旅行など逆に多忙な時でもあります。
八十代ーこの頃に身体の衰えを感じられることが多いそうです
大人片づけではこのように考えて年代別に区切って片づけをすることをお勧めしています。
成人するまでの子供時代のもの
20代から40代までの、家庭を持つとか、親の家から独立するとかいった青年期のもの
40代から60代の責任ある仕事をしたり、子どもの教育などが忙しい壮年期のもの
60代から80代のお金や時間が比較的自由になる熟年期のもの
80代以降の病気でなくても少しどこか身体に不自由が生じてきている老年期のもの
単にあふれてきたものを片づけるだけだなく、年代ごとに区切ることによって、その年代に必要なもの、不要なものがわかります。
また、前の年代の「思い出」をひとかたまりにして必要なものだけを取っておくことができます。
最終的には老年期になったときに、ほんとうに必要なものだけが残って暮らしが楽になるという仕組みです。
現代は長生きなだけでなく、世帯も別々のことが多くなっています。
以前の二世代同居の時代は、世代を引き継ぎながら不要なものを選別することができましたが、子世帯が別にあると、親子それぞれで老年期までに不要なものを選別しないといけなくなっています。
年代別の大人片づけをすることで楽な暮らしを手に入れていただきたいと思っています。