「ケアレスミスが多い」という指摘で、学力は本当に伸びるのか
2月になると、こんな声をよく聞きます。
「この時期、全然伸びなくて…」
「頑張っているのに結果が出ない」
「もう少しで学年が終わるのに不安です」
正直に言います。
2月に成績が伸びないこと自体は、異常ではありません。
むしろ問題なのは、「伸びないときに、やってはいけないこと」を
無意識に重ねてしまうことです。
やってはいけないこと①
勉強量を増やす
2月に一番多い失敗がこれです。
問題集を追加する
演習量を増やす
勉強時間を延ばす
気持ちは分かります。
でも、2月の子どもは
疲れている
集中力が落ちている
学習内容も難しい
この状態で量を増やすと、ミスが増え、自信が削られます。
2月は「攻める月」ではありません。
整理の月です。
やってはいけないこと②
「もう少し頑張れば」を言う
これ、悪気がない分いちばん厄介です。
「あと少しだから」
「ここが踏ん張りどころ」
「今やらないと後悔するよ」
でも子ども側からすると、こう聞こえています。
「今の自分は足りていない」
2月は、やる気を上げる言葉より、安心させる言葉が必要な時期です。
やってはいけないこと③
「分かった?」で終わらせる
2月は、理解が“浅くなりやすい”時期です。
疲労がたまり、考える力が落ちている状態で「分かった?」と聞かれると
分かったつもり
できた気になる
実は再現できない
という状態が量産されます。
この時期に必要なのは、理解の確認ではなく、再現の確認です。
2月に本当にやるべきこと
では、何をすればいいのか。答えはシンプルです。
① やることを減らす
新しい教材は増やさない
できている単元を固定する
② ミスの「型」を整理する
どこで止まるか
何を勘違いしやすいか
③ 小さな成功を毎回つくる
全問正解より
「今日はここができた」を残す
2月は、伸ばす準備をする月です。
成績は、いきなり伸びない
成績が上がる前には、必ず
停滞
安定
その後に上昇
この流れがあります。
2月は、ちょうど「安定」に入る子が多い時期。
ここで焦って壊すか、整えて次につなげるか。
差が出るのは、ここです。



