「新年あけましておめでとう」は、実は間違い?

仁田楓翔

仁田楓翔

あけましておめでとうございます。

年が明けると、私たちは当たり前のようにこの言葉を使います。

ところが実は、「新年あけましておめでとうございます」

この表現、日本語としては正確ではありません。

理由はとてもシンプルです。

「新年」と「明ける」は同じ意味


「新年」とは、文字通り
新しい年が始まった状態を指します。
一方で「明ける」もまた、
年が切り替わることを意味する言葉です。

つまり、新年/あけまして
この2つは、意味が重なっている。

言い換えるなら、「頭痛が痛い」「まだ未完成」と同じ構造です。

正しい日本語はどっち?


日本語として正確なのは、次のどちらかです。
あけましておめでとうございます
新年おめでとうございます
どちらも意味は通ります。
ですが、両方を同時に使う必要はありません。

なぜ間違いが広まったのか


ではなぜ、「新年あけましておめでとう」がここまで定着したのでしょうか。

理由は、慣習と雰囲気です。

お正月らしい
丁寧に聞こえる
みんなが使っている
こうした理由で、意味を考えないまま広まっていきました。

これは言葉の話であり、揚げ足取りではない


ここで大事なのは、「間違っているから使うな」という話ではありません。

問題は、「言葉の意味を考える習慣が失われていること」です。
教育の現場でも、同じことが起きています。

公式を暗記する
言い回しを丸ごと覚える
なぜそうなるかを考えない

結果として、「知っているけど理解していない」状態が増えていきます。

言葉を正しく使える子は、考え方も正確になる


言葉は、思考の道具です。
言葉の意味を区別できる
重なりに気づける
違和感を持てる
こうした力は、国語だけでなく、算数・理科・社会すべての学びの土台になります。

新しい年だからこそ、「当たり前」を一度疑ってみる。
それは、成績を上げる以前に必要な
学びの姿勢です。
今年も、子どもたちが「わかったつもり」で終わらず、「理解できた」と言える学びを積み重ねていけるよう、現場で向き合っていきます。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。


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仁田楓翔
専門家

仁田楓翔(塾講師)

BesQ

自己肯定感を育て、子どもが自ら学び始める仕組みをつくる教育。小さな成功体験を丁寧に積み重ねることで、「できない」から「できた」に変わる瞬間を設計し、やる気に頼らず成績と意欲を同時に伸ばします。

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