“できない”の裏側にある声を、聴ける大人でありたい― BesQ・代表仁田楓翔のコラム ―
地域の“いつもの場所”が、子どもの学び場になる
小さな子どもを育てる家庭にとって、休日のお出かけ先は悩みのタネです。
「どこか連れていきたいけれど、遊びだけで終わってしまうのはもったいない」
「勉強させたい気持ちもあるけど、塾や教材にいきなり踏み出すのはハードルが高い」
実は、こうした悩みは“地域の施設”を活用することで、驚くほど簡単に解決できます。
葛西エリアには、教育と遊びの両立が自然にできるスポットが身近にあります。
代表的なのが「葛西臨海公園」と「地下鉄博物館」です。
葛西臨海公園|自然と科学のフィールドワーク
東京都江戸川区にある葛西臨海公園は、緑豊かな自然と海辺の環境、水族館が一体になった大規模公園です。
この場所は、ただの遊び場ではなく、理科や探究学習の“現場”として活用できます。
例えば――
干潟でカニや小魚を観察し、「潮の満ち引き」や「生態系」を学ぶ
季節ごとに変わる草花を記録し、変化を比べる
水族館で魚を見ながら「どこから来たの?」「なんでこの形?」と問いを立てる
こうした体験は、教科書よりもずっと強い印象を残し、子どもの「理科って面白い!」という感情を引き出します。
親子で散歩するだけでも、問いと発見の連続になるのが、この公園の最大の魅力です。
地下鉄博物館|まちと技術を学ぶ入り口
葛西駅直結の「地下鉄博物館」も、教育的なポテンシャルにあふれた施設です。
ここでは、地下鉄がどのように作られてきたのか、まちづくりと交通の仕組みを、子どもにもわかる形で紹介しています。
本物そっくりの運転シミュレーターや模型展示は、子どもたちにとってまさに“科学と技術のテーマパーク”。
理系分野に興味を持つきっかけとして、とても有効です。
特に最近では、プログラミングやロボット学習との相性も抜群です。
単なる見学で終わらせず、
「どうして自動運転できるの?」
「地下を掘る機械ってどうなってるの?」
といった一歩深い“問い”を親子で交わすことで、見学がそのまま「探究の授業」になります。
遊びを“学び”に変えるちょっとしたコツ
こうした施設を活用するとき、鍵になるのは 「親子の関わり方」 です。
ただ見せるだけではなく、次のような小さな工夫をするだけで、遊びが学びに変わります
お出かけの前に「今日のテーマ」を1つ決めて観察する
子どもが気づいたことをその場でメモしたり、写真を撮る
帰宅後、親子で「今日発見したこと」を一緒に話してみる
この“振り返り”こそが、思考力や読解力、自己効力感を育てる上で非常に重要です。
特別な教材がなくても、こうした日々の積み重ねが、学びの土台になります。
学びのきっかけを、地域とともに育てる
こうした家庭での体験を、さらに体系的な学びへとつなげていく場として、私たちBesQでは、以下のような取り組みを行っています。
幼児〜小学生向け:科学実験を通して好奇心を育てる【サイエンスゲーツ東葛西教室】
小・中学生向け:「できるまでやる」ノルマ達成型【ステップアップ塾Besq】
親子で楽しめる【ロボット・プログラミング教室】
いきなり塾に通うのはハードルが高いと感じるご家庭も、まずはこうした地域イベントや科学教室を通して、お子様に「学ぶって楽しい」を実感してもらうことから始めるのがおすすめです。
葛西から、子どもたちの未来を育てよう
子どもの可能性を伸ばすのは、特別な環境や高額な教材ではありません。
身近な公園や博物館をどう活かすか――そこに、未来の学びの種が眠っています。
遊びと学びを両立できる葛西という地域の力を最大限に活かし、親子で楽しく学ぶ時間を過ごしてみませんか?



