“できない”の裏側にある声を、聴ける大人でありたい― BesQ・代表仁田楓翔のコラム ―
「朝ごはんをしっかり食べなさい」とは、誰もが一度は耳にした言葉でしょう。
しかし、実際には“何を食べるか”まで意識している家庭は少なく、パンと飲み物だけ、ご飯と漬物だけといった「炭水化物中心の朝食」になりがちです。
ところが、脳の働きを最大限に引き出すためには 朝ごはんにタンパク質を十分に摂ることが不可欠 です。
なぜタンパク質が脳に必要なのか?
脳の神経伝達物質(ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンなど)は、タンパク質の原料となるアミノ酸から作られています。
朝にタンパク質が不足すると、集中力ややる気を司る物質の合成がうまくいかず、「頭がぼんやりする」「やる気が出ない」状態になりやすいのです。
逆に、卵や魚、大豆製品などを取り入れると、脳がしっかり目覚め、朝から学習効果を高めることができます。
朝タンパク質がもたらす3つの効果
集中力の持続
血糖値の急上昇を抑え、授業中に眠くなりにくい。
やる気と前向きさのアップ
神経伝達物質が安定して分泌され、課題に取り組む姿勢が変わる。
記憶力の定着
新しい知識を脳に定着させやすくなる。
これは子どもだけでなく、大人にとっても「仕事の効率を上げる朝習慣」として大変有効です。
忙しい朝でも取り入れられるタンパク質食品
ゆで卵や卵焼き
焼き魚やツナ缶
納豆や豆腐
チーズやヨーグルト
牛乳や豆乳
主食(ご飯やパン)に、これらを1品加えるだけで「脳に効く朝ごはん」になります。
朝ごはんは“脳のスイッチ”
朝食を抜くと、脳に必要なエネルギーと材料が不足し、学習効果が落ちることは多くの研究で示されています。
特に小中学生は「自己肯定感」と「学習意欲」の両方を育む大切な時期。朝ごはんでしっかりタンパク質を摂ることは、子どもの未来への投資と言っても過言ではありません。
朝ごはん=エネルギー補給だけでは不十分
タンパク質を摂ることで、脳の働きが目覚め、集中力・やる気・記憶力が高まる
卵、魚、大豆製品、乳製品などを1品加えるだけで実現できる
明日の朝から「タンパク質を意識した朝ごはん」を始めてみませんか?



