“できない”の裏側にある声を、聴ける大人でありたい― BesQ・代表仁田楓翔のコラム ―
「体験すること」の力を信じて

自由研究の相談が増えるこの季節、私はある問いに立ち返ります。
「知識はどうすれば、自分のものになるのか?」
答えは、やはり「体験」だと感じています。
どんなに教科書に書いてあっても、自分の手でつくり、自分の目で確かめてみたことにはかないません。
太陽で走る!?科学の“リアル”に出会う時間
先日、再生可能エネルギーをテーマにした「ソーラーカー工作教室」を開催しました。
太陽の光を受けて車が走る、その瞬間を子どもたちは目を輝かせて見つめます。
「えっ、光だけで動くの!?」
「このライトでも発電できるのかな…?」
「じゃあ、夜はどうなるの?」
そんな声が次々と飛び出し、「知識が芽吹く瞬間」に何度も立ち会うことができました。
人気を超えて、想定を超えて――追加開催のご報告
ありがたいことに、当初の想定を超える反響をいただき、すぐに満席となったため、日程を追加することにいたしました。
もちろん、参加者数を増やすことが目的ではありません。
一人ひとりの「なぜ?」に丁寧に向き合いながら、科学をもっと好きになる時間を届けたい。
その想いから、少人数制を守りつつの追加開催となりました。
私たちにとって何より嬉しいのは、子どもたちの「もっとやってみたい!」という気持ちが、会の終わりに自然とあふれてくることでした。
現代は、検索すればすぐに答えが出てくる時代です。
でも、手を動かし、試してみて、考え、うまくいかなかった体験からこそ、生きた知恵が生まれます。
この夏もまた、科学を通じて「学ぶって面白い」と思える体験を、子どもたちと一緒につくっていけたらと願っています。
ソーラーカー工作体験会はこちらから



