「シータ波とは?記憶力アップのカギを握る脳の秘密」

仁田楓翔

仁田楓翔

「記憶力が落ちるのは歳のせい?」――脳の“シータ波”を味方に


「最近、物忘れが増えた気がする…」
「昔より記憶力が落ちたかも…」
そんなふうに感じること、ありませんか?

実は、“記憶力が衰えるのは年齢のせい”とは限りません。
カギを握っているのは、脳の中の「海馬(かいば)」と呼ばれる部位です。

記憶の司令塔「海馬」とは?


海馬は、私たちの短期記憶を長期記憶に変換する重要な場所。
新しいことを覚える力は、まさにこの海馬の働きに支えられています。

そしてこの海馬が元気に働いているとき、脳ではある特徴的な波が出ています。
それが“シータ波”と呼ばれる脳波です。

シータ波が出る時、脳は最も記憶を吸収しやすい


シータ波は、海馬が活発に活動している時に出現するリズムで、
実は、深い集中状態・リラックス状態・夢中になっている時に特によく現れます。

つまり、「好奇心をもって熱中している時」こそ、脳は最も記憶しやすい状態になるのです。


シータ波の天敵は「マンネリ」


逆に、日々の生活がルーティン化し、刺激や変化がなくなっていくと、シータ波は出にくくなり、海馬の活動も低下してしまいます。
その結果、記憶力も“ぼんやり”してしまうことに。

だからこそ、「新しいことに挑戦すること」は、年齢に関係なく記憶力を保つためにとても大切です。

記憶力を高める習慣、始めませんか?


初めての場所を歩いてみる
読んだことのないジャンルの本を手に取る
興味のある分野でオンライン講座に挑戦してみる

ほんの少しの「変化」と「好奇心」が、シータ波を呼び覚まし、あなたの記憶力を高めてくれます。
脳は“歳”より“刺激”を求めています。

今日の小さな挑戦が、明日の記憶力を変えていく。

記憶力を伸ばしたいなら、まずは好奇心とチャレンジ精神を持って、
日々に“ちょっとした新しさ”を取り入れてみてください。

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仁田楓翔
専門家

仁田楓翔(塾講師)

BesQ

自己肯定感を育て、子どもが自ら学び始める仕組みをつくる教育。小さな成功体験を丁寧に積み重ねることで、「できない」から「できた」に変わる瞬間を設計し、やる気に頼らず成績と意欲を同時に伸ばします。

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