“できない”の裏側にある声を、聴ける大人でありたい― BesQ・代表仁田楓翔のコラム ―
歴史が苦手?なら「推し」を作ってみよう!

「歴史って覚えることが多すぎて無理!」「人物が多すぎて混乱する」――
そんな声、よく聞きます。でも実は、歴史は“ストーリー”で学ぶと驚くほど楽しくなるのです。
そのカギとなるのが、“推しメン(推し人物)”をつくること。
キャラに注目すると、歴史は物語になる
たとえば、あなたが好きな漫画やアニメを思い出してみてください。
「推しキャラ」ができると、そのキャラの出番だけでなく、周囲のキャラとの関係や背景までも知りたくなるはず。
歴史もまったく同じです。
自分だけの“推し武将”や“推し偉人”を見つけると、歴史が急に“生きたストーリー”に変わります。
たとえば「戦国時代」ならーー本多忠勝を推してみよう!
本多忠勝は、徳川家康に仕えた家臣のひとり。
槍の名手として知られ、「戦国最強の猛将」とも呼ばれました。
なんと、生涯57回の戦に出て、一度も傷を負わなかったという伝説まであります。
しかも、ただの脳筋ではなく、忠義にも厚く、人望もありました。
戦のたびに最前線に立ち、家康を命がけで守った忠勝の存在は、徳川家康の天下統一を語る上で欠かせないキーパーソンです。
そんな忠勝を「推し」にすると、
彼が活躍した戦い(関ヶ原、大坂の陣など)
周囲の仲間(榊原康政、井伊直政など)
主君・徳川家康の戦略と人間関係
…など、自然に知りたくなることが増えていきます。
「推し」から始めると、歴史の点が線になる
歴史の勉強では、「いつ、どこで、誰が、何をしたか」を覚えようとして挫折することが多いもの。
でも、推しキャラに感情移入すると、自然と年号や背景もストーリーでつながって覚えられるのです。
しかも、「この時代の“推し”が終わったら、次の時代の“推し”を探そう」と
自発的に学びを進めたくなることも。
推しを作れば、歴史は「暗記科目」から「推し活」に変わる!
「織田信長、ちょっとカッコよくない?」「紫式部って、文章の天才じゃん!」
そんな小さなきっかけが、歴史を好きになる第一歩。
推しを通じて、歴史を“推し活”に変えてみませんか?
成績アップは、楽しさの先にきっとついてきます。



