“できない”の裏側にある声を、聴ける大人でありたい― BesQ・代表仁田楓翔のコラム ―
小中学生におすすめしたい「線を引く読書」のススメ
本を読むことは、とても良い習慣です。
ですが、読書という行為はどうしても“受け身”になりがちです。
なんとなく読み終えたけれど、内容はあまり覚えていない…
そんな経験、お子さんにも心当たりはないでしょうか?
「線を引く」だけで、読書は“学び”に変わる
じつは、本を読むときにただ「読む」だけでは、考えが深まりにくいものです。
そこでおすすめしたいのが、「線を引いて読む読書」です。
たとえば
筆者の主張や意見
その理由となる説明
自分にとって新しい発見
気になった言葉や表現
こういった部分に、鉛筆や付せんで線を引きながら読むだけで、読書が一気に「主体的」なものになります。
国語力アップにもつながる!
この“線を引く読書”を続けていると、自然と文章の構造や論理の組み立て方が見えてくるようになります。
特に中学・高校の国語(説明的文章)では、
「筆者の主張は?」「なぜそう考える?」「どういう構成?」
という問いが頻繁に登場します。
線を引きながら読む習慣があると、こうした問いに強くなり、
文章の読み取り力や記述力が確実にアップします。
“読書好き”は“考える力がある子”に変わる
ただ本が好きな子と、読書から「学び取れる」子とでは、学力面で大きな差が出ます。
本の世界を楽しみながらも、考える力を身につけてほしい。
そんな願いから、ぜひ「線を引いて読む」ことをお子さまと一緒に始めてみてください。



