“できない”の裏側にある声を、聴ける大人でありたい― BesQ・代表仁田楓翔のコラム ―
【学習効率を高める“15分サイクル”のすすめ】
「記憶したいなら、ダラダラ読むな!」
勉強をしていると、よく「1時間がんばったのに全然覚えてない…」という声を聞きます。
でも、それはあなたの努力が足りないわけではありません。
実は“脳の仕組み”を知らないだけかもしれません。
脳科学の研究では、「普通の集中状態」は平均して約45分間持続すると言われています。
しかし、“記憶に定着するような高い集中状態”が続くのは、なんと15分程度。
この「15分」という時間が、学習効率を大きく左右します。
15分で1セット。集中を“再起動”せよ!
例えば、英語の長文を読むとき。
最初の15分は内容をしっかり理解できても、20分、30分と読み続けるうちに集中が薄れ、読み流しになりがちです。
このとき、「あと30分あるからまとめて読もう」ではなく、
「15分で1区切り」という意識を持つだけで、記憶への定着率は大きく変わります。
15分読んだら一度手を止めて、軽くストレッチをしたり、内容を口に出して要約してみる。
それだけで、脳はもう一度“学習モード”に切り替わります。
“記憶に残る”人は、間をうまく使っている
たとえ短時間でも、「深く集中した15分間」は、
「なんとなく1時間」よりも記憶に残ります。
つまり、長く勉強するよりも、集中をこまめに回復させながら勉強することが大切なのです。
ステップアップ塾Besqでも実践中
ステップアップ塾Besqでも、「ダラダラ学習」はさせません。
個別ノルマも、15分〜20分ごとに明確な目標を設けて、小さな達成を積み重ねます。
この“15分集中×反復”のスタイルが、
短期間での成績アップや、子どもたちの「やればできる」という自己効力感の向上につながっています。



