“できない”の裏側にある声を、聴ける大人でありたい― BesQ・代表仁田楓翔のコラム ―
「カラーテスト、80点だった…」
そんな時に、「えっ、90点いかないなんてやばいんじゃない?」と言われたことがあるご家庭も多いのではないでしょうか。
たしかに、カラーテストで90点を下回ること=危険信号と受け取られがちです。
でも、それって本当に“やばい”ことなのでしょうか?
今回は、このテーマについて教育の視点から解説してみます。
そもそも「カラーテスト」ってなに?
小学校で定期的に行われる「カラーテスト」は、
授業のまとめや単元の定着をはかるための“基礎確認テスト”です。
難易度も基本~標準レベルで構成されており、満点近くを目指すことが前提のテストと言えます。
90点未満だと「やばい」と言われる理由
1. 授業の内容が定着していない可能性
80点という点数でも、実は大切な文法や計算の基礎を落としていることがあります。
特に算数や国語は積み上げ型の教科のため、1つのつまずきが後々大きな壁になることも。
2. 応用問題以前に「基礎」が心配される
カラーテストはあくまで“基礎”。
それで90点未満ということは、応用問題や文章題でさらに差が開く可能性が高いと考えられます。
3. ミスを放置する習慣がつくおそれ
「ケアレスミスだから大丈夫」と流していると、
やがて「ミスを直す習慣がないまま」中学へ進学…という事態に。
90点を切った時こそ、「なぜミスしたのか」を見直すチャンスです。
じゃあ、90点未満=“終わり”なの?
もちろん、1回のテストで90点を切ったからといって問題があるわけではありません。
むしろ大切なのは、「そのあとどうするか」。
見直しをして、ミスの原因を理解する
次の単元でどう挽回するか作戦を立てる
間違いを“伸びしろ”ととらえて前向きに向き合う
このような姿勢が育つかどうかが、学力の伸びを左右します。
BesQでは「失点の見える化」と「自己肯定感UP」を両立
私たちBesQ教育グループでは、
点数に一喜一憂するのではなく、「どこでつまずいているのか」を分析し、
そこに小さな成功体験を積み重ねる指導をしています。
ただ叱るのではなく、
「ここまでできるようになったね!」とできたことを認めて伸ばす。
だからこそ、子どもたちが自ら勉強に向き合う力が育っていきます
カラーテストで90点未満を取ったときこそ、
お子さまが“自分で伸びる力”をつけるチャンスです。
叱る前に、まずは一緒に振り返ってみてください。
その小さなステップの積み重ねが、
将来の大きな成長へとつながっていきます。
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