“できない”の裏側にある声を、聴ける大人でありたい― BesQ・代表仁田楓翔のコラム ―
「せっかく覚えたはずなのに、すぐに忘れてしまう」
これは、子どもだけでなく、大人でもよくある悩みです。
しかし、記憶が定着しないのは“覚え方”の問題ではなく、“覚える前の姿勢”に原因があることが、近年の認知科学で明らかになってきています。
記憶力を左右するのは「インプットの姿勢」
スタンフォード大学やウィスコンシン大学などの研究では、「人は“あとで説明する”つもりで学習したとき、記憶の定着率が格段に上がる」ことがわかっています。
この現象は「テスト効果(Testing Effect)」や「生成効果(Generation Effect)」として知られています。
人間の脳は、“自分の言葉で再現するつもり”で情報を受け取ると、より深く処理し、記憶に長期的に保存されやすくなるのです。
「後で読もう」と思ってメモを取る → 記憶は浅い
「後で説明しよう」と思ってメモを取る → 記憶が深くなる
つまり、同じインプットでも“前提”が違うだけで、記憶への定着が変わるということです。
BesQでは“アウトプット前提”の学習設計を導入
ステップアップ塾Besqでは、こうした認知科学の知見をもとに、
「今日、何を誰に説明できるようにするか」を明示したノルマ設定
授業内での“教え合い”や“再現クイズ”の導入
LINEでの「学びのアウトプット報告」制度
など、インプットの質を高めるための“仕組み”を設計しています。
結果、短期間でも驚くほどの成績UPが見られるのです。
知識は「読む」より「話す・使う」ことで、脳に定着します。
学習の質を変える、たった一つの問いかけ
覚えたいとき、ぜひこう問いかけてみてください。
「これ、あとで誰かに説明するとしたら、どう話そう?」
この一言を意識するだけで、あなたのインプットは、格段に深く、記憶に残るものになります。
学びは“受け身”ではなく“準備”から始まる
「どうせ覚えられない」と嘆く前に、
「自分がアウトプットする場面を想定する」――たったそれだけで、脳は“記憶モード”に切り替わります。
学習に必要なのは、時間よりも構え。
BesQでは、科学的根拠に基づいた“記憶のしかけ”で、子どもたちの「できた!」を引き出しています。
覚える前に、「どう使うか」を考える。
それだけで、あなたの記憶は変わります。
葛西の塾なら ステップアップ塾Besq



