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コラム

開咬(かいこう)の原因についての考察

2011年9月21日 公開 / 2014年7月31日更新

コラムカテゴリ:医療・病院

みなさまこんばんは。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です。
本日は、台風15号が本土上陸をしてきました。大変な状況ですので、帰宅できずに、コラムでも書こうかとキーボードを手にしました。
このコラムでは開咬(かいこう)という不正咬合にポイントをしぼって話をさせてもらいます。
そもそも、開咬の程度というものがあります。
それは:2歯以上連続して上下の歯が接触していない状態。です。1歯のみであれば高位、低位といった表現とない、2歯以上であれば開咬となります。
程度のひどい症例ですとこんな感じです。



また、程度がマイルドである場合だとこんな症状です





原因はいろいろとあるのですが、最近のお子様はみな鼻が悪い人が多いいと思いませんか?普通は鼻が使えないと口で呼吸します。つまり口呼吸となります。従来はこの口呼吸が開咬の原因の1つと言われております。
ところが、口呼吸になぜなったのか?といった原因を探っていくと、どうやら出生時の時の育児方法が問題ではないかと思われます。

通常、生まれたての新生児は目が見えません。しゃべることもできません。かろうじて耳が聞こえる程度です。
そんな新生児が産まれて誰に教わることもなくできることが1つあります。それは授乳(おっぱい)です。
母乳を飲む新生児は、口だけでなく、全身を使って生きるために必死になっておっぱいを飲みます。




鼻がぺしゃんこになるくらい押し付けて頑張っています。顔面の筋肉のすべてを使用してミルクを飲みます。ミルクを飲みながら鼻で呼吸するのはそれはそれで呼吸困難になりそうな感じですよね!
一方、哺乳瓶での授乳はどうでしょうか? どちらかといえば、流し込みです。


つまり、哺乳の段階で楽をしてしまったつけが、口呼吸や開咬といった症状を作っていくのではないかと、少なくとも、原因のうち大きな部分を占めているはずです。

このコラムを読まれた人で、これから育児を予定している人は、母乳での授乳の努力をしてください。
すべての時間を母乳でというのは難しいと思いますが、すべて哺乳瓶での授乳は、お子様の口腔の発育。特に口元の審美性に影響がでると思います。

話は変わりますが、お時間のあるときにでも私の日記も読んでください

プロ先生の歯列矯正日記 http://blog.livedoor.jp/pro6777/

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