『中学校の英語が“超”難しくなりそうです 続き』
こんにちは。与一の井上です。
今回は、今までにお伝えしてきた“英語学習における or 勉強における国語学習の重要さ”
についてお話をするためコラムを書いていたのですが、
コロナウィルスによる外出の自粛を受け、もっと身近な内容として、
“明日からでも読み始めてほしい本のご紹介”をさせて頂きます。
「ショートショート」を読もう!
それは『5分後に意外な結末』シリーズです。
このシリーズは小学校の朝の読書の時間などで読まれているところもあり、
もう既にご存知の方も多いかもしれません。
ちょうど来週の『情熱大陸』でその本に作品が収められている
田丸雅智さんという作家さんが取り上げられるそうです。
どんな本なのか興味のある方は是非ご覧になってはいかがでしょうか。
この本はいわゆる「ショートショート」と言われる形式の本です。
私も昔「ショートショート」の草分けと言われる星新一さんの本をよく読んでいましたが、
この形式の本が小学生や国語の苦手な中学生にお勧めできる点を短くまとめます。
①一つ一つが短くまとまっていて読みやすい
②1冊丸々読まなくても、好きなところで終えられる
③「オチ」がある
特に③がとても重要な点です。
国語力を付けるためには、「ただ本をたくさん読む」だけでは足りず、
「内容を理解しながら読む」ことが欠かせません。
「本を読め」と言われて読むことはどうしても受け身の姿勢になってしまいますが、
「ショートショート」を楽しむためには正しく「オチ」を理解する必要があるため、
ただ読むだけで自然と内容を理解する力が養われます。
まずは是非お父さんお母さんが一度手に取ってみてはいかがですか?
大人でも楽しめると思いますよ。
最後にお伝えしたいこと
皆さんのお子さんは本を読みますか?
小学生中学年くらいからは特に「本を読め」と言っても素直には聞かず、
ゲームなど他に興味を持つものが非常に多くなる年ごろです。
でもちょっと待って下さい。「本を読め」と言っているお父さんお母さん、
あなたは本を読んでいますか?
子どもの国語力は、間違いなく親の読書習慣と大きな関係があります。
例えば幼年期の子どもに対し、絵本などの読み聞かせを行った場合とそうでない場合には
大きな国語力の差があることが示されています。
いくら子どもに「本を読め」と言っていても、(失礼ですが)親が暇さえあればスマホを
触っていれば、その姿を常に見ている子供が進んで本を読むことは考えにくいでしょう。
「うちの子は本を全然読まない」と言っているお父さんお母さん、
子どもは思っている以上に親を見ているものです。
まずはご自分から進んで読書をしてみませんか?
その姿を子どもに見せ、読書することの楽しさを伝えてあげられるようになりましょう。