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中山晃祐プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

フッ素塗料を塗る前にちょっと待った!②

中山晃祐

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テーマ:塗料を構成する物質②

【無機ハイブリット塗料】

この塗料は、有機塗料の粒子の間に、無機塗料を混合したものです。

有機塗料の粒子は、主にアクリルシリコン樹脂やアクリルフッ素樹脂で、無機塗料は鉱物(主に石や岩などの天然物)を非常に細かく砕いたものが有機粒子の原料にブレンドされています。

よって、無機ハイブリット塗料は有機粒子に”何を使うか”によって特徴が変わるとは言え、無機物の代表である石(大理石)などと同様に『太陽光からのダメージを受けにくい』という強度を持ち合わせています。

簡単なイメージとして言えば「石を砕いたものに合成樹脂などが混ざったペンキを塗る」と言ったところです。

耐候年数の目安は、アクリルシリコン樹脂との組み合わせで12年~15年、アクリルフッ素樹脂との組み合わせで15年~25年程度となります。


・無機塗料の実用性

無機ハイブリット塗料には、鉱物をベースとした無機塗料ならではの実用性があります。

それは”汚れにくい”と言われる低汚染性や防汚性。

”燃えにくい””光沢率が高い”という難燃性や不燃性の3点です。

低汚染性の理由。

それは無機ハイブリット塗料には親水性があるからです。

親水性は有機塗料(粒子内のSi分子がその機能を発揮する)に混ぜられていることが多く、鉱物に親水性があるわけではありませんが

鉱物自体が静電気を防ぐため、チリやホコリを寄せ付けない状態を保ちます。

燃えにくい理由。

それは石や岩に見る無機物の強度にあります。

鉱物自体が太陽光からのダメージを受けにくいという性質は、火災の際にもその威力を発揮します。

光沢保持率の高さは、各種の実験で証明されています。

もちろん無機ハイブリット塗料にもデメリットはあります。

良い効果があるなら単純に無機塗料の比率を増やせばいいと考えてしまいますが、無機の比率を増やすとかえって固く割れやすくなり

塗料としての混合が悪くなるなどの事情があり安易に無機成分を増やすことはできません。

また色褪せに強い無機顔料も、出せる色が限られているのが欠点の1つです。

しかし、優れた耐久性や汚れにくい特徴など品質が良いので、1度ご検討をお勧めしたい配合です。

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中山晃祐
専門家

中山晃祐(職人)

株式会社中山コーティング

「確実な塗膜」を基本とした塗装により、屋根や外壁のメンテナンス期間を大幅に伸ばします。お客様のご要望を反映しながら見積もりをご提示するため、納得のいくプランを選んでいただくことが可能です。

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