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パーフェクトトップを塗る前にちょっと待った!②

中山晃祐

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テーマ:顔料とは

塗料を構成する物質 本日は顔料(塗料の色を決める要素です)についてです。

顔料とは塗料を一定の色に着色する物質で水・アルコールに溶けず着色する物体とも混ざりません。
不透明なもので無機顔料と有機顔料がありますが、外装用の塗料は色味の飛びにくい無機顔料を多く使用します。

外壁塗装に使われる無機顔料の代表としては
・白色顔料:酸化チタン
・赤色顔料:弁柄・キナクリドン
・黄色顔料:酸化鉄イエロー・イソインドリノン
・青色顔料:フタロシアニン・コバルト青
・黒色顔料:カーボンブラックがあります

この5色でインクジェットプリンターのように多彩な組み合わせで色を作成しています。
(※当然クリヤー色は顔料に入れません。)

また自動車などのメタリック仕上げにはアルミのフレークがパール仕上げには高輝加工した雲母粉が使われています。
顔料としては着色目的以外に塗膜を補強するための体質顔料、錆止めのための防錆顔料など下記のように数多くの種類の顔料があります。

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◍有機顔料
石油からつくられる合成顔料で、現在は100を超える種類があり、鮮明であらゆる色彩をつくりだすことができます。
一部のものを除いては無機顔料に比べて隠ぺい力が小さく、耐候性が劣り、やや高価です。
特に屋外では色褪せしやすいという特徴を持っています。

◍無機顔料
鉱物顔料ともいわれ、もとは色のついた鉱物や錆など自然物のものを使用しています。
よって顔料の種類が少なく、使える色に制限があります。
一般的には隠ぺい力が高く、耐候性や耐薬品性に優れています。
有機顔料に比べ鮮明な色が出にくい反面、変褪色が大変少ないという特徴を持っています。

◍体質顔料
塗料の中で体質顔料の役割は主として、パテ、サーフェイサーなどの下塗り・中塗りなどの肉持ち(塗膜の厚さ)が必要な時に配合されます。
それ自身には色もなく、隠ぺい力もありません。
セメント系・炭酸カルシウム系の組成物が使われています。

◍防錆顔料
金属を錆から守るために開発され、一般的に鉛系・クロム系・亜鉛系・リン酸系など数多くの種類があるが、鉛系の錆び止め顔料は鉄面用として効果があります。

◍その他機能性顔料
メタリック感やパール調、あるいは黄金色などを塗膜に付与するような光学特性を有している顔料です。
他にも、磁器テープに用いる磁性酸化鉄、導電性塗料に用いる銀粉、ニッケル粉や銅粉、汚染防止用に用いるアンチモン白があります。

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中山晃祐
専門家

中山晃祐(職人)

株式会社中山コーティング

「確実な塗膜」を基本とした塗装により、屋根や外壁のメンテナンス期間を大幅に伸ばします。お客様のご要望を反映しながら見積もりをご提示するため、納得のいくプランを選んでいただくことが可能です。

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