徳島県 塗装業者 外壁塗装の工程⑦
徳島塗装業者を選ぶ基準 外壁塗装の工程⑧
塗装をお施主様にご提案する方は、塗り回数・塗布量・希釈量・塗装間隔を把握している必要があります。
塗装仕様の簡単な読み方と、普段あまり目を通さない塗料仕様書に小さい文字で掲載されている施工上の注意事項・要点に目を通してみましょう。
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●塗料仕様書の読み方の一例
□外壁標準塗装用←何をどのように塗るのかを示している
□塗布量←塗膜厚を定めています。1㎡あたりの塗布量です。
塗り面積を塗布量で割ってその現場で使用する材料数を算出する。
(例:1斗缶16㎏の場合 塗布量が0.18㎏/㎡だと88.88㎡塗れます。塗り面積160㎡の場合でしたら2缶必要になります。)
※塗布量に幅がある意味は、例えばフラットな場所に塗るときは塗る量が少ないが、塗る場所がリシンやスタッコなどのデザインがされている場合は塗り面積が多くなるからです。
□希釈←希釈の欄に無希釈の表記がある場合は塗料を薄める必要がない
無希釈ではなく【清水】の表記がある場合は、水で薄めなさいという意味。
材料によっては水ではなくシンナーやターペンシンナーの場合もある。
【清水】などの表記がある場合、その横に”0~10%”の表記もある。
これは、塗料を薄める限界の量は塗料に対して10%という意味です。
塗料は50%ぐらい薄めても色目的にはわかりません…ですが耐久性や防水性が大幅に低下します。
薄めると1缶当たりの塗布面積も増えて、ローラーが転がしやすいので悪い施工業者さんが希釈率を無視して40%~50%薄めることが多かったようです。
□塗装間隔(20℃)←気温によって変わる(高ければ短くなり低ければ時間が長くなる)
【工程間〇時間以上〇日以内】←各塗り工程が終わった後に設けなければいけない時間(またはそれ以上開けないほうが良い時間)
上塗りの時は【工程間〇時間以上〇日以内 最終養生〇時間以内】と”最終養生〇時間以内”と表記が増えます。
”最終養生〇時間以内”の最終養生とは最後の仕上げ塗りの後この時間が経過すれば触ってもペンキが付きません、という意味です。
□下地調整←洗浄・ケレン等の条件を記載しています。(例:劣化部分はカワスキ・スクレーパー・ワイヤーブラシなどで除去し、汚れ・塵埃などを高圧洗浄などで除去し十分に乾燥させる)
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塗料仕様書には小さい文字で記載されている物の一例です。
販売側はほとんど気にしませんが、お施主様の中にはルーペなどでしっかり見る人がいるかもしれません。
暗記する必要はありませんが、何が書いてあるかは一読の必要があります。
例:塗装場所の気候が5℃以下、湿度85%以上または換気が十分ではなく結露が考えられる場合は、塗装を避けてください。
外部の塗装で降雨の恐れがある場合、及び強風時は塗装を避けてください。
山間部や夜露が降りる地域では、早めに塗装を終え十分乾燥時間をとってください。
光沢の低下や膨れ・割れ・剥がれの原因となる場合があります。