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徳島県 塗装業者 外壁塗装の工程

2018年11月29日 公開 / 2020年4月20日更新

テーマ:鉄部の下地処理

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 外壁塗装

鉄の劣化塗膜に再塗装するには、付着している錆を除去しておかないと塗装後、再び錆が発生してしまうことがあります。
鉄部は以下のような処理を行って、錆が再発生しにくく美観が長持ちするように処理します。

※錆の発生例※
①塗膜が劣化して鉄鋼部に雨水や酸素が浸入し酸化鉄が発生する
②酸化鉄が成長して、既存塗膜を押し上げてしまう
③酸化鉄がさらに成長して、既存塗膜を破って表に出てしまう


【1種ケレンとは】
ブラスト工法は酸洗浄腐食が激しい際に用いられますが、一般住宅ではなく、橋梁や船舶の防食目的で行われる内容となります。
赤錆や黒皮(ミネスケール)をブラスト工法や酸洗浄で完全に除去します。

・ブラスト処理
表面に研磨材を高速で吹き付け、表面を清浄する方法。
噴射ノズルと回収用ホースが一体になっている事でブラスト処理と同時に研磨剤や粉塵の飛散を防ぐバーキュームブラスト工法、噴射と回収を別々に行うオープンブラスト工法などありますが、一般住宅では行いません。

【2種ケレンとは】
錆による腐食はもちろん、旧塗膜の劣化も同時に取り除くのが2種ケレンです。
錆の発生面積が30%以上と広範囲の場合に対応するケレンで、主に鉄骨構造の建物が対象となります。
ディスクサンダーやワイヤーホイールなど、協力な電動工具を使用するため、時間を要するのが特徴です。

___一般戸建住宅は以下の3・4種ケレンが多い____

【3種ケレンとは】
2種ケレンに比べて錆の発生面積が5~30%未満と狭く、不具合の無い塗膜(活膜)はそのまま残し、大がかりなケレン作業を必要としないのが3種ケレンです。
主にサンドペーパーやワイヤーブラシなどの手工具を用いて除去し、部分的で軽度な錆をケレンします。

【4種ケレンとは】
塗料の密着性を高めるために研磨する目粗しは、ケレンの程度が最も軽い状態の「4種ケレン」にあたる工程です。
塗料の密着性を高めるのが主な目的で、鉄部の表面に細かな傷を付けることにより、塗料の接触面積を広げます。

①高圧洗浄で既存に付着している汚れを取る
②4種ケレン(目粗し)サンドペーパーで表面に細やかな傷をつけて塗料の接着面積を増やす工程です。
③錆が発生した箇所を除去したので、再び錆の発生がおきないよう錆止め塗料を塗布します。
④上塗り塗料を塗布する。耐久性にグレードがあるので、ご要望に合わせて選定します。

この記事を書いたプロ

中山晃祐

塗装工事のプロ

中山晃祐(株式会社中山コーティング)

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