住宅・店舗のウィルスを分解除去します。
破風板(軒天板)はその素材や形状が様々です。
素材が異なると下地処理や塗る素材が異なります。
____代表的な破風板(軒天板)______
①破風板(軒天板)ともに木
特に軒天は触らないとわからない場合も多い。
雨漏りをしていると軒天板は通常4mmから5.5mmの薄いベニヤなので、腐って抜けていれば端部で判別できるがそうでない場合は触るなどして確認する。
②破風板(軒天板)ともにケイ酸カルシウム板(ケイカル板)
住宅密集地などでは法令で「表面に可燃物を出さない」という法律がありケイ酸カルシウム板(ケイカル板)を使います。
最近では他の地域でも使用しています。
※軒天用ボードを加工して破風板にケイ酸カルシウム板を取り付けるものもあります。
このタイプは破風板の下端が雨水を吸い込んで傷んでいる場合が多いので、要注意です。
③破風板(軒天板)とも木の下地を組んでその上に加工した板金を張り合わせる
木の厚みは0.35mm前後のものが一般の木造住宅には多いと思います。
既存の破風板金が錆のひどい場合、交換工事が発生する恐れもありますので、傷みは厳しくチェックしてください。
④母屋出し破風板(軒天板)
モルタル仕上げ屋根下地である母屋(もや)を出して納めています。
モルタルは10~15mm程度塗っていますが、よく角部や真ん中でも割れてモルタルが欠落している場合も多い。
築30年以上の都市部の建物に多く雨樋交換の時には勾配が取りにくいので、注意が必要です。
⑤母屋出し破風板(軒天板はなし)
無垢板仕上げ屋根下地である母屋を出して納めています。
化粧破風にしたいが、予算が少ないときにこの様式で作られる。(垂木の金額が全然違う)
破風板の縦幅が小さいことが多いので、雨樋交換時は注意が必要。
軒裏の塗装も普通の軒天に比べると大変なので、要注意。
⑥化粧破風板 無垢板仕上げ
現在は純和風の豪華な屋根に使われる。
屋根の形状もこったものが多いので注意が必要。
垂木・軒裏の塗装ももちろん大変なので充分な現地調査が必要です。
※築30年以上の安い建物(破風や軒天を張る予算を削るため)にも使用していた時期がある。(もちろん安い木材で塗装仕上げ)