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コラム

リーダーとは。

2018年2月27日

リーダーとは。
たぶんみんな知らないし、気付いてないし、忘れてると思うけど、カーリング女子ベスト4進出の立役者は、この人だ。

5人目の人。
補欠。本橋麻里。

今回の日本代表チームの母体である、いまのLS北見を創ったのは、この人。藤沢と吉田をLS北見に呼んだのも、この人。

おやつタイムのリンゴやイチゴを用意してるのも、この人。
おやつタイムに客観的なアドバイスをしてるのも、この人。

31歳の、この人。
レギュラーでスキップ張れる実力もあるけど、今後の日本のカーリングのために若手に出場機会を譲っている。

そして、リンゴを剥いている。

試合前夜の24:30。
みんなが寝静まる深夜に、この人は独り、試合会場の氷の上にいる。
補欠のスキップとして、何本も何本もストーンを投じ、温度と滑りのデータを取る。

そのデータを、
26歳の藤沢と吉田に託す。

会場の熱気で気温がちょっと上がるだけで、氷の滑りは変わる。この人たちがやっているのは40m先の氷上のミリ単位の攻防だ。
角度と回転と、気温による氷面の些細な滑りの変化は、40m先では激変に繋がる。
よく「氷上のチェス」とか言うけれど、このチェスはリビングルームでやっているわけではない。

重量20kgの石を氷に滑らせ、
40m先の「16手先」を闘っている。

そこには運動量保存の法則など、力学の基礎が詰まっている。物理学の世界だ。

スウェーデンに勝てたのは、それが理由。
スイスに負けたのも、それが理由。

おやつタイムの客観的なアドバイスは、本橋麻里の試合前夜の一投一投と、二度のオリンピックでの敗北経験と、目前で繰り広げられている試合への俯瞰視点。
そのデータに基づいている。

あの人たちは、ただ、おやつタイムにイチゴを食ってるわけじゃない。

本橋のデータを食っている。

これはチェスではない。
スポーツだ。

スポーツにおける勝負の鍵は、
事前準備の、量と質。

たぶんみんな知らないし、気付いてないし、忘れてると思うけど、カーリング女子ベスト4進出の立役者は、補欠の本橋麻里。

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