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雨漏りの原因
雨漏りの原因となる家に多く言えることは家を建てた工務店が倒産している。施工業者が分からない。
新築を施工する施工業者と何らかのトラブルがある中、竣工された。
無理な設計を中途半端に叶え建てた。
あきらかに施工手順の管理がずさんすぎた。
現場監督がコロコロ数人変わっていた。
デザインを優先するために建物の概念が無視された。
単純にメンテナンスを放置した。などが私の経験上で言える最も多くの雨漏りの原因となることです。ここで言えるのは雨漏りの原因を作るのは自然的なことよりも明らかに人為的な事象であって人間そのものが雨漏りの何らかの原因の多くを占めているのではないか?ということです。
確かに雨漏りのリスクを最小限にするためだけに建てられた家ばかりであれば、個性や感性という人間の持つ想像力は極端に減り、建物としても同じ様な物ばかりになってしまう可能性はあります。
それがつまらないと言われてしまえばそれまでですが、家は豊かな生活を築くことが出来る場所であり、家族を守る場所であり、生活であり、欲でもあります。大多数の人が一生に何度とない超高額な買い物であり投資です。そこには建物としての価値や機能に大変期待することでしょう。欠陥住宅や雨漏りがあれば、その全ては覆され、一生消えることのない後悔と変わります。家を建てたために雨漏りした。家を買ったために雨漏りした。欠陥だった。こんなに悲しいことはないでしょう。そうならない為に何が出来るのか。私はこう考えます。施工業者と職人さんとの関係性を構築する。人と人の関係性が雨漏りや欠陥に大きく影響することであるのならば、雨漏りの予防対策として有効なのは人と人との関係性だと言えます。お互いが本気で関わり、建物を作る必要があります。職人だからプロだからお金を払うんだから、というだけでは現場は良い雰囲気にはなりません。監督さんと話してるだけでは良い雰囲気にはなりません。私が経験上良い現場に感じる共通点ですが、まず現場がきれいである。お施主様から職人さんといい距離感で接してくれる。お施主様を含め現場作業員と話せる機会が取られる。現場に来るたびにお施主様が喜んでくれる。直接的に差し入れなどを頂ける。です。言い換えると「私たちもただの人間である」ということです。私はプロなんだからという言葉があまり好きではありません。なぜならば、プロの定義を勘違いして自己中心的な意見から出る「プロなんだから」と聞こえてしまうからです。プロであるために学びますし失敗もします。怪我もしますし出来ないこともあります。プロフェッショナルであり続けるためにどれだけそこに真剣に向き合い継続していくか、そして嫌なことからも逃げずに向き合うかと私は考えます。そして専門性を掘り下げ本質を伝え継承していくスペシャリストがもっともっとこの業界には必要でしょう。なぜならば雨漏りや欠陥が多くの住宅でなくならないのは、そこに人間的な欠陥も存在してしまうからです。