お墓とお仏壇の開眼供養と閉眼供養(墓じまい)について
「お墓って何?」 と改めて聞かれると、ちょっと考えてしまいますよね。
お墓の問題について考える前に「ふつうのお墓」ってどういうものか考えてみましょう。
◆お墓の役割と意味
お墓には、「ご遺骨の収納場所」という機能のほかに、いくつかの役割や意味があります。
お墓は「家のシンボル」であり、また 「家として先祖を祀り、感謝する場」です。
同時に「故人との繋がりの場」でもあります。
◆お墓の仕組み
「お墓」 といってまず頭におもいうかぶのが、お寺にある「○○家の墓」だと思います。
これを家墓(いえはか)と一般的に呼んでいます。
伝統的なお墓は、こんな仕組みのお墓です。
・一家は檀家となっている寺に一つのお墓を持つ
・一人の子供、通常長男に承継される(受け継ぐ)
・それ以外の男児は新たにお墓を作る
◆お墓は借り物
よく 「お墓を買う」 と言いますが、実際は墓地は借り物です。
通常お墓を新たに設ける場合、お寺や霊園に「永代使用料」を払って
「永代使用権」を得た上で、墓石を設置します。
お墓を継いでいく人がいる限りは未来永劫その場所を使用する権利があります。
家族葬のお世話をさせて頂いた方からのお葬式後の相談で多いのがお墓に関する事です。
お骨の供養の方法が定まらない方が非常に多いと実感しています。
これから少しの間、お骨の供養について考えていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。
家族葬専門・セレモニー心 岡 正伸