プロは絶対にこれは避ける!玄関の注意点7選1&2
4 リビングスルー
プロは絶対に避ける間取り、4つ目は、リビングスルーです。
リビングスルーは、玄関からそれぞれの部屋へアクセスする前に、必ずリビングやLDKを経由する間取りです。
リビングスルーの主なメリット
1 LDKを必ず経由することで、家族とのコミュニケーションがとりやすい
2 廊下の面積を減らすことで、コンパクトな設計ができる
特に廊下を減らすというのは、最近の間取りの傾向ですので、リビングスルーを間取りの計画の最初の段階で考える方も多いと思います。
リビングスルーの主なデメリット
やはりメリットの裏には、デメリットもあります。
1 各部屋にニオイや音が伝わりやすい
2 来客時などプライバシー性が低くなる
3 動線計画が難しい
音や臭い、プライバシー性についてはイメージしやすいですから、納得の上で採用する方も多いと思います。
ですが、リビングスルーでの最も後悔しやすい失敗ポイントは、動線計画についてです。
動線計画のデメリット
動線計画のデメリットについては、理解していない方も多いと思います。詳しくご説明します。
まず、LDKを経由する間取りというのは、一見簡単そうに思えますが、実は結構難しいんです。
その理由は、LDK内の動線の取り方にあります。
例えば、採用されることが多い南北に長いリビングスルーの場合、玄関に向かう動線や、個室や階段は向かう動線、水回りや家事空間に向かう動線を、LDK内に計画する必要があります。
こうなると、LDK内に多くの通路スペースが必要となりますから、家具の配線や、収納スペースをかなり制限されてしまいます。これでは当然ながら「お父さんイス引っ込めて座って!」となってしまいます。
またLDK内が、常にが家族の動線の中心となっていますので、せっかくのくつろぎスペースが、落ち着かない空間となってしまい「お父さんテレビの音聞こえんから静かに歩いて!」となってしまいます。せっかく家族が集まれるように設計したのに、くつろげないのは残念ですよね。
これでは、さすがにお父さんもかわいそうです。
そこで、そんなお父さんのために有効な対策もご紹介します。
それはLDK内の通路を一か所にまとめるという方法です。
LDK内にある通路が一か所にまとまれば、LDK内の家具や配置はしやすくなります。そして各スペースを、通路として利用せずに済みますから、LDK本来の目的である、くつろげる空間として利用できます。
こうすればお父さんも、ゆたっりとくつろぐことができます。
リビングスルーは、最近のプランでは、採用することが当たり目になってきていますが、だからといって万能な訳ではありませんので、油断せずに、自分の生活動線をイメージしてから採用してください。
5 窓が無い間取り
プロは絶対に避ける間取り、5つ目は、窓が無い間取りです。
これは最近の間取りの傾向ですが、窓の設置数や、面積が極端に減ってきています。
色々な要因はありますが、主な要因はこちらの3つだと思います。
1つ目は、高気密高断熱住宅や省エネという観点です。
こういった性能の観点から、大きな窓の採用は、避けられていることが多いです。
2つ目は、SNSなどで不要な窓を付けて後悔したという声を参考にしているということです。
これは特に、浴室やトイレや階段の上などです。こういった場所は、設置していることの方が少なくなっています。
そして1番の原因、3つ目が、流行りの間取りの影響です。
特に流行りの間取りの中でも、周遊動線とコンパクト設計です。
まず、周遊動線はいわば中廊下型の通路配置になるので、通路の両サイドも部屋や収納となり、窓を設置しにくくなります。
また、コンパクトな設計が進んでいますので、窓を取れるようなスペースは収納スペースを優先していう場合が多いです。
こういった要因から、特に廊下が真っ暗になってしまうプランを多く見かけます。
照明を付ければいい、と考える方もいるかもしれませんが、やはり自然採光が取れると、解放感を感じますし、気分が全く違います。
せっかく収納が取れるのに、もったいなく感じてしまうかもしれませんが、洗面台の上部だけを窓にしたり、収納を2m程度までに抑えたりすることでも、十分窓を設けることはできますので、是非窓を設置することを検討いただきたいです。
また、どうしても窓を設置できないという場合は、床用ガラスやファイバーグレーチングで、2階から1階へ光を落とすという方法もありますので参考にしてください。
6. クローゼット間仕切り
プロは絶対に避ける間取り、6つ目は、クローゼット間仕切りです。
クローゼット間仕切りは、主に子供室等の、個室に設けることが多い、横並びのクローゼット配置です。
これを私が勝手に、クローゼット間仕切りと呼んでます。
「いやおまえが勝手に呼んでるだけかいっ!」というツッコミありがとうございます。
この配置は特に、4.5帖や6帖の個室を設ける場合に、この形で設けるとパズルのようにピッタリはまるので、使用されることが多い間取りです。
ですが、この形を設ける場合は、事前にしっかりと検討する必要があります。
その理由は、将来の間取りの可変性が低くなるからです。
どういうことかというと、例えば子供室の場合、将来お子さんが独立して出ていった後で、使わなくなった2部屋の子供室を、広い1部屋に変更したいと考えますよね。
こういった場合に、2部屋の間が間仕切り壁であれば、比較的容易に間取り変更が行えます。
ですが、クローゼット間仕切りの場合は、改修に必要な面積が大きくなるだけではなく、構造上主要な柱や壁を設けている可能性も高く、そうなれば間取り変更は容易ではありません。
「そんなんずっと先のことやから分からんわ」と思うかもしれませんが、これから40年・50年生活するお家で、お子さんが部屋を使うのは10年から15年程度です。
つまり、子供室以外の、別の用途で使う期間の方が遥かに長い訳です。
このような十分想定できる将来のことは、しっかり検討しておかないと、「あの時もう少し考えておくべきだった」と後悔することになります。
ですから、間仕切り面には、できるだけクローゼットを設けない配置をおすすめいたします。
どうしてもこの配置になってしまうとお悩みの方は、無料間取りチェックをご依頼ください。タイミングが合えば変更プランを提案します。タイミングが合えば。
7. 玄関ホールが無い間取り
プロは絶対に避ける間取り、7つ目は、玄関ホールが無い間取りです。
玄関ホールが無い間取りは、玄関ホールを無くすことで、玄関土間から直接、リビングやLDK空間へとつながっている間取りです。
玄関ホールが無い間取りのメリット
1. 玄関ホールが不要なので、面積をコンパクトにできる
2. 玄関からリビングまで、仕切りが無くスムーズな動線になる
3. 間仕切りが少ないことで開放的に生活できる
最近SNSでもちらほら見かける間取りですよね。
オープンな生活スタイルとして採用されている方もいるようです。
新しいスタイルなので、オシャレに感じますし、憧れる部分もありますよね。
ですが、こちらの間取りはデメリットが非常に多く、メリットだけを見て採用すると、大失敗してしまいます。
玄関ホールが無い間取りのデメリット
1. 玄関ドアと同じ空間になるので、暑さや寒さなど空調の問題
2. 虫の侵入
3. ホコリや花粉の侵入
4. 台風などの風への対策
5. 雨などの湿気対策
6. 来客時の臭い・音・目線への対策
上記のように検討すべき要素はかなり多いです。また、こういった要素に対して、効果的な対策が取れず、無防備になる場合も多いと思います。
もちろんこういった要素に対して、しっかりと検討したうえで、納得ができれば採用しても問題はないと思います。
とはいっても、今のところ採用され始めて間もないため、実例も少ないですから、まだ、想像もしていない新たなデメリットも生まれる可能性もありますので、私個人としては、現段階での採用は早いかなと感じます。
どなたか実際に採用された方で、何か効果的な対策があれば、コメントで教えていただけると助かります。
今回は、『プロは絶対に避ける!最悪の間取り7選』をご紹介しました。
快適な生活のために、期待して採用した間取りが、後悔の種になってしまうようなことは避けたいですよね。そのためにこのコラムが少しでも役に立てばと思います。
このコラムでは、皆さんの住まいづくりのお手伝いができるよう、役立つ情報を配信をしております。一緒に最高の家づくり目指して頑張っていきましょう。


