マイベストプロ静岡
小林正樹

社団・財団法人のプロ

小林正樹(こばやしまさき) / 公認会計士

税理士法人ケイシーシー

コラム

反対意見は議事録に記載すべき!!

2017年7月26日

テーマ:一般法

コラムカテゴリ:ビジネス

 毎度、コラムをご覧いただきありがとうございます。
公益社団法人・財団法人、一般社団法人・財団法人の
トータル支援をさせていただいております税理士法人ケイシーシーの小林です。


 ここでは、理事会議事録の注意すべき点を一つ取り上げます。

議事録の記載内容


 議事録には、開催日時・場所・議事の経過の要領及びその結果等々を
記載する必要があります。
 議事の経過の要領のおいて、議題についての反対意見をしっかりと記載
する必要があります。


異議は絶対とどめなきゃダメ!!


 一般法人法では、理事会の決議に参加した理事であって議事録に異議
をとどめないものは、その決議に賛成したものと推定されます。例えば、利益
相反取引により、法人に損害が生じたとき、反対意見が議事録に記載され
ていないと、その取引の承認決議に賛成したとされ、その理事は任務を怠った
ものと推定されます。


 このように、議事録に反対意見を記載しないと、役員責任が問題になった
場合、あとで「本当は反対だった」と申し立てをしてもとおりません。上記の例
で言えば、任務懈怠が推定され、自ら任務懈怠がないことを証明しない
限り、損害賠償責任を負ってしまいます。
議事録には、反対意見を確実に記載するようにしてください。




●静岡県、最東端の熱海市・伊東市から最西端の湖西市まで、
50社以上の社団・財団様のお手伝いをさせていただいております。
法人の運営、会計、税務についてのご質問、ご相談、ご依頼等々は、
こちらのお問い合わせフォームよりお願いします。

●ケイシーシーのホームページ http://kcc-japan.com/

●ケイシーシーのfacebook https://ja-jp.facebook.com/kcc.japan

●公益法人インフォメーション https://www.koeki-info.go.jp/

この記事を書いたプロ

小林正樹

社団・財団法人のプロ

小林正樹(税理士法人ケイシーシー)

Share

関連するコラム

小林正樹プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ静岡
  3. 静岡のビジネス
  4. 静岡の税務会計・財務
  5. 小林正樹
  6. コラム一覧
  7. 反対意見は議事録に記載すべき!!

© My Best Pro