中小企業に必要な事業継承と事業再生へのサポート
第2弾の財務分析
<キャッシュ・サイクル>
算式
棚卸資産回転期間+売掛金回転期間-買掛金回転期間=キャッシュ・サイクル
これを、崩すと
棚卸資産回転期間(A)+売掛金回転期間(B)=買掛金回転期間(C)+キャッシュ・サイクル(D)
棚卸資産が売上げられて売掛金が回収するまでは現金預金が入金されていない状態です。
いくら売上がよくても、現金預金にならなければ、苦しいです。
これを、勘定あって銭足らず、といいます。
棚卸資産回転期間:棚卸資産の購入から販売までの期間
売掛金回転期間:棚卸資産の販売から売掛金の回収までの期間
買掛金回転期間:棚卸資産の購入から買掛金の支払いまでの期間
キャッシュ・サイクル:買掛金の支払いから売掛金の回収までの期間
キャッシュ・サイクルはマイナスになるとよい状態です。
これは、回収した売掛金で買掛金を支払っている状態だからです。
短ければ短いほうが良いです。
キャッシュ・サイクルをよくする方法
・棚卸資産回転期間を短くする
・売掛金回転期間を短くする
・買掛金回転期間を長くする
社会福祉法人や介護事業の場合、棚卸資産はほぼ0として、
売掛金が2月後 買掛金が1月後
これからすると、1月分の支払いの余裕を持っていないと、厳しいということですね。
でも、社会福祉法人や介護事業の場合、主な経費は人件費であることを考えると、
最低2月分の資金の余裕をもって経営していかないといけないことがわかります。
(回転期間の計算の仕方は次にお話しします。)
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