病院か、それとも自宅か
富士・富士宮で在宅訪問薬局としての働きをさせていただいている薬剤師の栗原です。みなさまこんにちは。
患者様の人生と向かい合う
今日は富士市にお住まいの、とある患者様宅を訪問し、お薬を配薬してまいりました。
患者様は数年前に奥様を亡くされ、今はお一人でお住まいです。認知症と高血圧症を患い、また飲酒習慣もあるため、ケアマネージャー並びにヘルパーさんと情報共有しながらサポートをさせていただいてます。
必要なサポートは十人十色
この患者様は生活や金銭的な管理はもちろん、精神面でもケアが必要な患者様で、自傷傾向も少しあるため、細かな情報共有が必要な患者様です。
お薬の服用や管理はご本人では出来ないため、ヘルパーさん並びにデイケアの皆様のご協力をいただいています。
患者様は若い頃、旅芸人として歩まれておられました。若い頃のお写真がとても気に入っておられ、よく当時のお話をしてくださいます。奥様と仕事先で出会い、旅先の一つであったこの富士市を気に入り、住み着いたとのことでした。
お薬は2週間に一度お届けにあがりますが、服用の様子は、ヘルパーさんからの聞き取りや、残薬の確認、またご本人からの聞き取りで行なっています。
チームの一員として患者様を支えていく
この患者様のような例は、決して珍しいものではありません。いろいろな人生を歩んでおられた方々が、私どもの患者様にはおられます。医療チームとして1人の患者様をケアする事で初めてこのような患者様のケアも行き届いたものとなることを痛感しています。
もしご実家のご両親様など、今後のことについて不安に覚えているようでしたら一度お問い合わせください。今後ともよろしくお願いします。