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コラム

資金繰りの相談だって『人となり』が大切です

2011年12月25日

テーマ:徒然日記

コラムカテゴリ:ビジネス

 先日、あるハウスメーカーの営業をしている方と話をする機会がありました。

 今まで営業職ということの経験がない私にとって、家を売るってどんな仕事なんだろうと以前から思っていたので非常に興味深い話を聞く機会となりました。

 やっぱり人生で一番大きな買い物をするわけですから、そりゃ、みんないろんな情報を集めるだろうし、契約だって簡単に取れるわけないだろうし・・・。

 ふと自分が家を建てるときにはどうだったかを思い返してみると、知り合いの紹介から選んだ営業マンと話を進めていった記憶があります。その方もやはり同じように誰かしらからの紹介をしてもらい、そこから仕事に繋げていることが多いようです。

 そしてその方いわく・・・

 「住宅と言っても、ハウスメーカーによって全く違いますし、お客様の好みもありますが、やっぱり最後は人間関係が築けるかどうかだと思います」

 とのこと。

 好みや値段も契約を決める大きな要素でしょうが、やはり最後の決め手は『人となり』なんですね。

 これは私たちの仕事にも通じるものがあります。

 たった1、2回会って話をしただけで、自分の会社の全てを開示し、決して安くない報酬を払うなんて、そうそうできることではありません。

 その限りない時間の中で、私という人間がどんなことを考え、会社のために何ができるのかということをしっかりとご理解いただく必要があります。

 その上で、「うん、こいつに託してみよう!」とご契約をいただくこととなれば一番、理想的な関係だと思っています。

 ですから、私自身も、常に打ち合わせの時など、背伸びして自分を大きく見せることもなく、「等身大」な自分を理解してもらう・・・。

 ですのであまり格好いいことも言いませんし、大きな話もしません。

 今までの経験を必要以上に話したり、自分がどれだけ仕事をしてるかパフォーマンスのように見せるようなこともしません。

 そういうのって後で見破られちゃうし、自分の性分に合わないんだよね。

 もっと簡単に言うと、そういうパフォーマンス自体が

 「めんどくせーー」

 と思ってしまうわけです。

 それは「仕事を取る」という意味ではあまり良い事ではないんでしょうが、そこのところはこれからもコダワリを持って、クライアントに自分自身を等身大で見せていこうと思っています。

 やはりコンサルティングは目に見えないサービスを提供する仕事ですから、最終的には私自身に対してどう経営者の方々が感じていただけるかとなります。

 だから、あまり格好つけ過ぎてもダメなんだよね。

この記事を書いたプロ

増田崇

企業再建・事業再生のプロ

増田崇(有限会社リアス)

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