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金利上昇局面でも慌てて売る必要はありません 売り時より大切なこと

尾崎友則

尾崎友則

テーマ:不動産相談

たいとる

最近、お客様との会話の中で、
「金利が上がるってニュースで見たけど、今のうちに売った方がいいですか?」
というご質問をいただくことが増えました。
確かに住宅ローン金利は、不動産市場に影響を与える大切な要素のひとつです。
ニュースでも金利上昇や不動産価格の動向が取り上げられることが多く、「今が売り時なのだろうか」と不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、私はこの質問に対して、すぐに「今が売り時です」とお答えすることはありません。
なぜなら、不動産売却は金利や相場だけで決まるものではないからです。
実際に静岡市で売却相談をお受けしていると、売却を考えるきっかけは、
「親が施設に入った」
「相続した実家が空き家になった」
「子どもが独立して家が広くなった」
「住み替えを考えている」
など、ご家族それぞれの事情によることがほとんどです。
だからこそ、不動産の売り時を考える際は、金利や相場の動きだけでなく、ご自身やご家族の状況にも目を向けることが大切だと思っています。
今回は、金利上昇のニュースに不安を感じている方へ、不動産売却を考える際に本当に大切なことについてお話ししたいと思います。


金利が上がると不動産市場はどう変わるのか

金利が上がると不動産市場はどう変わるのか

ここ数年、「住宅ローン金利」という言葉をニュースで目にする機会が増えました。

住宅ローン金利が上昇すると、購入を検討している方の借入可能額が減り、不動産市場にも一定の影響が出ます。

ただし、「金利が上がった=不動産価格が必ず下がる」という単純な話ではありません。

不動産価格は金利だけでなく、人口動態や立地、需要と供給、建物の状態など様々な要素で決まります。

特に静岡市のような地方都市では、首都圏のニュースで報じられるような動きがそのまま起こるとは限りません。

私自身、静岡市で不動産売却の相談を受けていますが、「金利が上がるから売りたい」という理由だけで相談に来られる方はほとんどいません。

実際には、「親が施設に入った」「相続した実家が空き家になった」「子どもが独立して家が広くなった」といった生活環境の変化がきっかけになることが多いのです。

金利上昇は確かに判断材料の一つですが、それだけで売却を急ぐ必要があるとは限りません。

『今が売り時ですか?』という質問にすぐ答えられない理由

『今が売り時ですか?』という質問にすぐ答えられない理由

不動産のご相談を受けていると、「結局のところ、今は売り時なんですか?」という質問をいただくことがあります。

お気持ちはよく分かります。

誰でも売るなら少しでも高く売りたいですし、「あと半年待てばもっと高く売れたのに」と後悔したくないからです。

ただ、私はこの質問に対して、すぐに「売り時です」「まだ待った方がいいです」とお答えすることはほとんどありません。

なぜなら、不動産の売却は相場だけで決まるものではないからです。

実際の現場では、「もっと早く相談しておけば良かった」という声はよく聞きますが、「あと3か月待てばもっと高く売れたのに」という後悔は意外と少ないものです。

売り時を探すよりも、まずは売却理由を整理する。それが後悔しない不動産売却への第一歩だと思っています。

空き家や相続不動産は別の視点で考えた方が良い

空き家や相続不動産は別の視点で考えた方が良い

空き家や相続不動産については、金利や相場だけで判断するべきではありません。

固定資産税、草木の管理、建物の維持、近隣への配慮など、持ち続けることで発生する負担があります。

特に静岡市でも、親御様が施設に入られたり、お亡くなりになった後の実家がそのままになっているケースをよく見かけます。

最初は「いつか使うかもしれない」と思っていても、気が付けば数年経過していることも少なくありません。

人が住まなくなった家は想像以上に劣化が早く、待つことで得をするとは限りません。

価格が上がるかもしれないという期待だけでなく、持ち続けることで発生する負担やリスクも考えることが大切です。

市場予測よりも大切なこと

市場予測よりも大切なこと

不動産の売却を考えている方から、
「来年は価格が上がりますか?」
「金利はもっと上がりますか?」
という質問をいただくことがあります。
お気持ちはよく分かります。
できることなら一番良いタイミングで売りたいですし、少しでも高く売れたら嬉しいですからね。
ただ、正直なところ将来の不動産価格や金利を正確に予測できる人はいません。
実際、この数年を振り返っても、不動産価格や住宅ローン金利の動きを完璧に予想できた人はほとんどいなかったのではないでしょうか。
だから私は、市場予測の話よりも先に確認することがあります。
それは、
「その不動産は今どのような状態なのか」
です。
例えば、
・現在いくらくらいで売れそうなのか
・境界ははっきりしているのか
・相続登記は済んでいるのか
・建物に大きな不具合はないのか
・空き家になった場合、誰が管理するのか
こうしたことは、相場よりも現実的で、しかも今すぐ確認できます。
実際のところ、
相場が少し上がるか下がるかよりも、
境界問題や相続登記の未了が原因で売却が進まないケースの方がよほど多いのです。
相場を読むことも大切ですが、
まずは自分の不動産を知ること。
私はそれが後悔しない不動産売却の第一歩だと思っています。

慌てる必要はありません。ただし準備は早い方が良い

慌てる必要はありません。ただし準備は早い方が良い

ここまで読むと、
「では今は売らなくても良いんですね」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
私の答えは、
「慌てて売る必要はありません。でも、何もしないのも違います。」
です。
実際にご相談いただくお客様の中には、
「まだ売ると決めたわけではないんです」
という方もたくさんいらっしゃいます。
むしろ私は、その段階で相談に来られる方の方が後悔が少ないように感じています。
なぜなら、
・今の価値を把握している
・問題点を事前に知っている
・家族と話し合う時間がある
・複数の選択肢を比較できる
からです。
反対に、
「そろそろ何とかしなきゃ」
と思ってから動き始めると、
相続登記が終わっていなかったり、
境界の問題が見つかったり、
空き家の傷みが想像以上に進んでいたりすることがあります。
不動産は売る時よりも、売る前の準備で結果が変わることが少なくありません。
だからこそ私は、
売却を急ぐ必要はないけれど、
相談だけは早めにしておいた方が良いと思っています。
売るかどうかを決めるのはその後でも十分です。
まずは現状を知り、選択肢を持っておくこと。
それが将来慌てないための一番の準備ではないでしょうか。

まとめ


まとめ

最近は金利上昇のニュースを見て、不動産の売却を考え始める方も増えているように感じます。

ただ、静岡で日々ご相談を受けていると、実際に売却を決断される理由は金利だけではありません。

相続した実家の管理が大変になった。親御様が施設に入った。空き家をこのまま持ち続けるのが不安になった。

そんな身近な理由がきっかけになることがほとんどです。

不動産は株式のように毎日売買するものではありません。

だからこそ、「今が売り時なのか」を考える前に、「なぜ売りたいのか」を整理することが大切だと思います。

売ると決めていなくても構いません。今の価値を知ること、今後の選択肢を知ること、それだけでも十分意味があります。

静岡市でも、親御様が施設に入られた後の実家や、相続した空き家のご相談が年々増えている印象があります。

せっかく親御様が残してくれた大切な実家です。

もったいない形で後悔しないためにも、少し早めに状況を整理してみてはいかがでしょうか。

株式会社エステージでは、売却を前提としないご相談も承っております。

静岡の不動産のことで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

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尾崎友則
専門家

尾崎友則(宅地建物取引士)

不動産買取売却センター静岡(株式会社エステージ)

不動産売却の仲介買取、相続不動産の活用、空き家管理、古家再生など、お客様一人一人の状況や要望を考慮し全力でサポート。あらゆるニーズに合わせた最適な解決策を、スピーディーかつ丁寧にご提案します。

尾崎友則プロは静岡新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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