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「隣の家と境界でもめている…」最悪の状態で不動産売却を強行するとどうなる?プロの解決策

尾崎友則

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テーマ:不動産売却

「隣の家と境界でもめている…」最悪の状態で不動産売却を強行するとどうなる?プロの解決策

「長年、隣の家と境界線のことでモヤモヤしている…」 「隣人とまともに話し合いができる関係じゃないのに、家なんて売れるのだろうか?」
実家や所有している不動産を売ろうと思ったとき、このような「境界トラブル」を抱えている方は決して少なくありません。
当事者同士での話し合いはストレスが大きく、「もう面倒だから、このまま内緒で売ってしまおうか」「知らん顔して強行突破できないか」という誘惑に駆られるお気持ちも、痛いほどよく分かります。
しかし、現場を見てきた不動産のプロとして、これだけは最初にお伝えしなければなりません。 境界線をあやふやにしたまま売却を強行することは、絶対にNGです。
最悪の場合、売った後に「億単位の損害賠償」を請求されたり、契約解除になって買い手から訴えられたりする、恐ろしい地獄のシナリオが待っています。
では、隣人と絶縁状態だったり、話し合いが泥沼化している土地は、もう一生売れないのでしょうか?
安心してください。そんなことはありません。 今回は、静岡の不動産売却の現場を知り尽くしたプロの目線から、「境界でもめている最悪の状態で、強行突破したときに起きるリアルな恐怖」と、「あなたが隣人と直接戦わずに、合法的にサクッと売却を成功させる解決策」を徹底解説します。
精神的な負担から解放され、前へ進むためのヒントをここでお受け取りください。


1. 【最悪のシナリオ】境界トラブルを隠して・無視して売却を

_1. 【最悪のシナリオ】境界トラブルを隠して・無視して売却を強行するとどうなる? (1)


「隣の人とはもう何年も口を利いていないし、いまさら話し合いたくない。このまま黙って引き渡して、あとは買った人と隣人で勝手にやってもらえないか……」
精神的に追い詰められると、そう考えてしまうお気持ちは本当によく分かります。ですが、これをやってしまうと、売却後にバラ色の新生活が待っているどころか、「前よりひどい泥沼」に引きずり込まれることになります。
何も解決しないまま強行突破した場合に待ち受ける、3つのリアルな恐怖をお話しします。

リスク①:売った後に「億単位の損害賠償」や「契約解除」を突き

家を売る契約(売買契約)において、売主には「ここは私の土地です」と境界をはっきりさせて買主に引き渡す義務があります。 もしトラブルを隠したまま売ってしまうと、これは明確な契約違反(契約不適合責任)。売った後になって、買主から「だまされた」「話が違う」と契約を白紙に戻されたり、多額の損害賠償を請求されたりします。

リスク②:そもそも普通の買い手は「100%」逃げていく

「隣ともめてる土地だけど、買ってから自分で解決してね」と言われて、喜んで買う人はいませんよね。 さらに現実的な話をすると、買い手が住宅ローンを組む際、銀行は「境界が確定していること」を融資の条件にしてきます。つまり、強行突破しようとしても、法律や銀行の審査の段階で「普通の個人」には絶対に売れない仕組みになっているのです。
リスク③:購入した買主と隣人で裁判になり、あなたも証人として引きずり出される
「売ってしまえばこっちのもの」とはいきません。あなたが売った後に、買主と隣人の間で「そこはうちの敷地だ!」と裁判が始まれば、元々の所有者であるあなたも当然、引きずり出されます。何年も前のことをほじくり返され、精神的な平穏は完全に奪われてしまいます。

2. なぜもめる?境界トラブルが泥沼化する「よくある3つの原

_1. 【最悪のシナリオ】境界トラブルを隠して・無視して売却を強行するとどうなる?

現場でご相談を受けていると、境界でもめる原因はだいたい次の3つに集約されます。あなたのご実家や土地も、どれかに当てはまっていませんか?

原因A:お互いの「昔からの記憶」がズレている

「親父から、この木の根元が境目だって聞いていた」「いや、うちはあのブロックの端だって言われた」 お互いに悪気はないのですが、昔の口約束や曖昧な記憶をお互いが信じ込んでいるケースです。法的な根拠(図面)がないため、話し合えば話し合うほど感情論になって平行線をたどります。

原因B:ブロック塀や屋根のひさしが「越境」している

よくあるのが、昔建てたブロック塀が数センチだけ隣の敷地に入り込んでいたり、隣の家の屋根のひさしがこちらの敷地にはみ出ていたりするケース。 「今さら壊せって言うのか!」と、これまでのご近所付き合いの歴史も絡んで、一気に話がややこしくなります。

原因C:そもそも隣人が「話し合いのテーブル」についてくれない

これが一番厄介です。挨拶をしても無視される、書類を持っていっても「うちは関係ない」と突っぱねられる。 こうなると、売主様がどれだけ誠意を持って動こうとしても、個人では一歩も前に進めなくなってしまいます。
まずはここまでが、境界トラブルの「現実」と「原因」です。
次はいよいよ、「じゃあ、隣人と顔を合わせずにこれをどうやって解決して売るのか?」という、プロの解決策のパートに入ります。次の章へ進んでもよろしいでしょうか?

3. 「もう隣人と話したくない…」プロが教える3つの現実的な

3. 「もう隣人と話したくない…」プロが教える3つの現実的な解決策

「じゃあ、隣人と絶縁状態のうちは一生売れないの?」と言いたくなりますよね。 安心してください。ここからが私たち不動産のプロの出番です。あなたが直接隣人と戦わなくても、合法的に、かつ精神的ストレスを最小限に抑えて売る方法はちゃんとあります。

解決策①:【仲介で売る場合】土地家屋調査士や不動産会社を「ク

当事者同士で話すと、どうしても「昔のあの態度が気に入らない」といった過去の感情が邪魔をしてこじれます。 そこで、図面と法律の専門家である「土地家屋調査士」や、私たち不動産会社を間に挟んでください。私たちが公的な図面や過去のデータをもとに、ビジネスライクかつ丁寧に隣人と交渉します。不思議なもので、プロが間に入ると、隣人も「専門家が言うなら…」とあっさりハンコを押してくれるケースが本当に多いのです。

解決策②:「筆界特定制度(ひっかいとくていせいど)」を活用す

「どうしても隣人が話し合いすら拒否する」「実印を押してくれない」という場合の切り札です。 これは、裁判をしなくても、国(法務局)の専門家が過去のデータや現地の測量結果から「正しい境界はここです」と代わりに決めてくれる制度です。隣人の同意がなくても手続きを進められるため、お隣さんが非協力的な場合の強力な味方になります。

解決策③:【最終手段】トラブルを丸ごと引き受けてくれる「買取

「もう1円も測量費をかけたくない」「1日でも早く隣人との関わりを断ち切りたい」というなら、これが一番精神的に楽です。 一般的な個人の買主には売れませんが、私たちのような訳あり物件のノウハウを持つ不動産会社であれば、「境界でもめている状態のまま」買い取ることが可能です。もちろん、買取の後に隣人と交渉するのは私たちの仕事。あなたは売却代金を受け取って、その時点で一抜けできます。

4. 静岡の土地ならではの「境界注意ポイント」

注意POINT

ここで少し、静岡のローカルな現場の話をさせてください。
静岡県内、特に昔からの城下町エリアや、代々受け継がれてきた古い分譲地(静岡市清水区や駿河区の古い住宅街など)では、「公図(役所にある地図)と実際の土地の形がまったく違う」ということが珍しくありません。
昔の測量技術は大雑把だったため、法務局の図面を引っ張り出してきても「あれ?お隣さんの家、完全にうちの敷地に食い込んでない?」なんてことが後から発覚するケースが多々あります。
また、静岡は車社会ですから、「境界線上にあるブロック塀を、お互いの車の出し入れのために削りたい・壊したい」といった、毎日の生活に直結するトラブルも起きやすい特徴があります。
何が言いたいかというと、「静岡の古い土地の売却は、測量や境界確定に思った以上に時間がかかる」ということです。売りたいと思ってから動き出すのでは遅すぎることがあるので、少しでも不安があれば、今すぐ動き出すのが鉄則です。

まとめ:あなたの土地の価値は、隣人との関係だけで決まらない

まとめ

隣の家との境界トラブルは、時間が解決してくれることは絶対にありません。むしろ放置すればするほど、お互いの親が認知症になったり、世代交代で親族が増えたりして、さらに解決の糸口が見えなくなっていきます。
一番もったいないのは、一人で抱え込んで「もう売るのを諦めよう」「うちの土地はもう価値がないんだ」と心をすり減らしてしまうことです。
大丈夫です。どんなに気難しいお隣さんであっても、法的なアプローチや、私たちのようなプロが間に入ることで、驚くほどあっさりと解決の道が開けることは珍しくありません。
「隣の人の顔を思い浮かべるだけで胃が痛い…」 「大昔に境界のことでちょっと揉めた経緯があるけれど、大丈夫かな」
そんな段階で構いません。いきなり「売る・売らない」を決める必要はありませんし、私から売却を迫るようなことも一切いたしません。まずはその胸のモヤモヤを、一度吐き出してみませんか?
「うちの土地の場合、まず何から手をつければ一番揉めずに済むか」 その具体的なファーストステップを、静岡の現場を知り尽くしたプロとして、あなたの味方になって一緒に考えます。
肩の荷を下ろすつもりで、どうぞお気軽にお声がけくださいね。

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尾崎友則
専門家

尾崎友則(宅地建物取引士)

不動産買取売却センター静岡(株式会社エステージ)

不動産売却の仲介買取、相続不動産の活用、空き家管理、古家再生など、お客様一人一人の状況や要望を考慮し全力でサポート。あらゆるニーズに合わせた最適な解決策を、スピーディーかつ丁寧にご提案します。

尾崎友則プロは静岡新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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