『7つ習慣』そのⅢ
平昌オリンピック、盛り上がってますか?
金メダル確実視されていた種目は
なかなか取れませんね。
その中で、
羽生君、凄いね!
もちろん、技術的にも優れてるんだろうけど
採点競技は見た目が大事。
そういう意味では、羽生君は日本人としては今までになく
完璧ですね。
プロポーションいいし、顔も小さく、
切れ長の目で、東洋的。
それだけじゃなく、感情移入出来る選手。
プルシェンコもユズルのファンと言っていたけど
スケート会場のほとんどの人が、
羽生君に勝って欲しいと思っていた・・・・
羽生君は、小さい頃はジャンプは苦手だったそうだ・・・・
過去の新聞記事にこんなことが書かれていました。
ジュニアの頃にはジャンプが大の苦手で、
同世代の選手たちよりも3回転ジャンプを
跳べるようになるのが遅く、
大会で負けては号泣を繰り返していたそうです。
その悔しさから、彼は上手な人のジャンプをとにかく研究しました。
「助走の軌道は?」
「飛び上がるベクトルは?」
研究で気づいたことをとにかくノートに書き続け、
バラバラにしたパーツを組み合わせては、
練習で試し、毎日のようにスピード、タイミング、感覚など
彼自身が試してみて、良かったことや悪かったこと、
疑問点や気づきをまたノートへ記録していたそうです。
彼は言います。
「ジャンプを科学しているわけじゃないですが、
理論的に感覚と常識的なことを合わせて、
スピードの関係、タイミングをノートに書いていた」
そのノートに彼がつけた名前は「発明ノート」。
この「発明ノート」に書き続ける習慣は、
いまでも続いていて、就寝前、布団に入って
イメージトレーニングをしている最中に閃き、
時には起き上がって書くこともあるそうです。
「眠い、と思いながら机に向かってガッ〜と書いて、
バタッと寝る。見せられるほどキレイな字では書いてない」
とは本人の弁ですが、翌日のリンクに立ったときには、
その書かれている閃きを試し、そこでの気付きを書き込む
ということを繰り返して、金メダルを獲得するまでに昇り詰めたのです。
閃きや気付きは、まさに頭の中にある部分であって、
それをノートに書き出すという一歩において、
表現したからこそ、翌日の練習に反映させることができたのです。
「トリプルアクセルはしばらく休んでいてもすぐに跳べる」
彼にこう言わせるのは、自分の頭の中で、
トリプルアクセルをどう跳べばいいのか、
思考の文字化ができているからでしょう。
新聞記事より
これを聞いて、羽生君の強さがわかったような気がします。
感覚ではなく、なるべく言語化して
再現性を高めていたんですね。
これ、経営でも使えますね。