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赤塚直記(あかつかなおき) / 税理士

税理士法人BETT あかつか事務所

コラム

会社をつぶさない係数管理 ①

2017年9月4日 公開 / 2020年8月28日更新

テーマ:経営

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 投資信託

経営の目安

どれだけの元手を使って
それだけの利益を生み出したのか。

そんな指標が

ROA

ROAとは

Return on Asset(総資本利益率)といい、
B/Sの総資本の合計額で、PLの「税引前利益」を割ったもの。

式にすると
            税引前利益     税引前利益                売上高
総資本利益率=━━━━━━━=━━━━━━━━(売上高利益率)×━━━━━(総資本回転率)
            総資本         売上高                  総資本


この数字が2.5%以上は欲しいところです。
少なくとも1%ないようなら、会社の資本を現金に換えて
投資信託にでも投資したほうが儲かる。

ROAを上げるには
税引前利益を上げて売上高利益率を高めるか
総資本一単位あたりの売上を多くして総資本回転率を高めるか
あるいは両方高めるか。

経営は「利益を増やすか、または調達した資金を効率よく使うか」ということである。

そして方法論で行けば、売上高利益率を高めるより、
総資本回転率を高める努力の方がはるかに楽である。
それには、分子の売上高を伸ばさなくても、分母の総資本を小さくすればいい。
売上を上げる努力は取引相手あってのことだが、自社の資産を減らす努力は、
社長が自らコントロールできる要素が多く、無駄な在庫、設備、土地、建物、売掛金
これらを減らせれば、ROAは向上する。分母の総資産が大きくなれば効率が悪くなり、
分母が小さくなればよくなる。

総資本回転率の合格ラインは1回転以上。
つまり総資本よりも、売上高が多くなければいけない。

ROA 2.5%以上
総資本回転率 1回転以上
という指標を目指してください。

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