第3章 精神世界の構築『6.本能とは』
【精神分析は精神科学に基づき心の病を癒し人間の謎を解き明かす】
第6章 宇宙へ
『5.もっと近くに』
地球しか知らない宇宙の田舎者

我々はどれくらい空を見上げて、空があることを意識するだろうか。仕事に追われる日々では、オフィスの中、街の中、行き交う人々の中、車で走行している時の視線は前方に固定され、ふと空を見上げる機会はどれくらいあるだろうか。ましてや、星空を眺めるなど、都会では街の灯りだけが、キラキラ輝いて、地上の星のようで、空を見上げなくても、星の灯が地上に降り注いでいる。
地方や山間部に行った時など、澄んだ空気は満天の星をクリアに夜空に映し出してくれる。一つ一つ煌めく星は恒星達で、太陽である。どれだけ地球外生命が存在するのか想像もつかない。
私がどうして地球人なのか判らない。もしかしたら違う星に生まれていたかもしれない。地球しか知らない人類は、宇宙の田舎者である。そしておまけに無知で、宇宙知らずの未開人である。生命体としては未熟児である。愚か者の人類である。
人類は一つになれる
田舎の大将で、いばりくさって独り善がりのお山の大将で、いい気になっている。実に愚かである。もっと知性を、もっと学んで真の知性に目覚めよ、と言いたい。
宇宙に目を転じた時、人は人でいられるだろうか。金がグラム33円台にのったとか、選挙がどうの、消費税がどうの、中国がどうの、米国がどうの、そんな事でこの宇宙がどう変わるのか。もっと視野を広く、宇宙に向けよ、と言いたい。私は地球人ではなく、宇宙人である自覚を持つべきだ。そうすれば視野は一気に広がり、人類は一つになれる。
国境も無くなり、差別もなくなり、人種も民族も肌の色の違いも無くなり、皆地球人になる。そして地球人という名の宇宙人になるのだ。
唯一変わらないもの、種の保存

人間の営みは文明・文化の成長と変化により、その形態は時代を形成して来た。これからも科学や技術の革新により、生活スタイルは変わって行く。しかし、そのスタイルがどう変わろうとも、変わらないものが一つある。それは種の保存である。どの様な形であれ、家族や結婚の形がどう変わろうとも、子孫を残すという行為は失わないであろう。
しかし、そこに家族という概念が存続しているかどうかは疑わしい。おそらく、婚姻の概念も無くなり、新たな男と女の関係に変貌しているだろう。おそらく、男、女、それに産む性の三つに分化する。性差は意味をなさなくなり、唯、産めるか、産めないかだけの差になり、家族は崩壊する。
社会の仕組みも国の概念も変わる。一つ一つのグループになり、それが統合されて一つの団体になり、国境は無くなり、ネット上でつながるネットワーク国家になる。それ故、人と人とがフェイストゥフェイスの対面は無くなる。すべてリモートでつながり、貨幣もなくなり、戦争もなくなり、宗教もなくなる。全知全能の神は量子コンピューターに取って代わる。
もっと近くに

人と人が行き交う雑踏はなくなり、車の往来もなく、車は空を飛び、街から人間が消える。と同時に人と人との交流もなくなり、人々は自室に籠り、仕事も余暇も終日一歩も外出することなく過ごす。一日一言も発することなく終わる日は続き、話し相手の傾聴者が繁昌する。
既に人間が人間でないものになってしまった現在、人は何処に向かい、生きていくのだろう。唯時間を消費、物もお金も体力も消費しながら、唯時の過ぎゆくままに身を任せ、じっとPCのモニター画面を見ながら、何となく生きている姿が見える。
映画・ドラマ・YouTube 等々のメディアが提供する画面をたれ流しながら、時は過ぎていく。
今こそ原点に還れと言いたい。人間と触れ合い、会話をし、心をかよわせ、共に生きていくことを学べ、と言いたい。
もっと近くに人を感じて生きて行こう。
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