鏡像関係は、絶対的孤独な人間の寂しさと孤立感を癒す
スーパーマーケットなどのお店で、泣き叫び駄々をこねる子供に困ってしまい「勝手にしなさい!」と言い捨てて、子供を置き去りにして行ってしまうお母さん。その後を泣きながら追いかける子供の姿を見かけることがあります。
お母さんは言うとおりにしない子供に腹が立ったり、いい子にしたい思いが強く、つい感情的な対応になってしまいます。
日常生活の中で日々直面する子供のしつけについて、生活習慣やマナーなどしつけはいつから始めればいいの? どうしたらしたらいいの? というご相談をよく受けます。
そこで、今回は言葉の理解度が低い幼児期のしつけの必要性についてお話します。
しつけはいつから? どう言えばいいの?
【いつから?】
個人差はありますが、何でも手に取り口に入れてしまう、およそ生後3ヵ月からが目安となります。
【どう言えばいいの?】
基本的に叱りつける言葉によるしつけは必要ありません。
ただし、誤飲や体の安全が脅かされる場面、道路の飛び出しなど命の危険がある場面のみ必要です。その時は、「食べ物じゃないよ。お腹が痛くなるよ」「急に飛び出したら危ないよ。車とぶつかるよ」のような説明のみに留めます。
なぜ、しつけは必要ないの?
幼児期の生活習慣やマナーは、お母さんやお父さんの日常の言動を見て学びます。子供は親をまねて学ぶ「ものまね名人」です。
そのため、しつけは特段必要ありません。
幼児期実践したい重要な3つのポイント
しつけは要らないといっても、「何もしなくていい」というわけではありません。しつけではなく、幼児期重要な3つのポイントを実践してお子様と接してください。
【3つのポイント】
1.ありのままの子供を見る「まなざし」を向ける。
まなざしとは見守る意識を持つ。 それは子供に関心を向け続けることになります。する と、ありのままの子供を見ることができるようになります。
2.子供の言ったとおりに敏速的確な対応をする。
敏速的確とは、「すぐする」「正確にする」こと、この2点を意識して実行する。
子供は、今を、一瞬一瞬を生きていますからわずかな時間待たせても応じたことにはならないため「すぐする」というスピードが非常に重要です。
また、およそ合っていればOK!とお母さんは思いますが、子供にとっては、およそはありません。ぴったりのみです。1のまなざしを向けていると「正確にする」が可能になります。
3.命の危険があること以外は、すべてOK!
否定しない、「ダメ」など否定言語を使わない。すると子供は、しつけをしなくても自ら考え行動するようになっていきます。
上の3つのポイントは、日々忙しいお母さんにとって大変難しいことと想像できます。わかっていてもつい「ダメ!」「あとで」など言ってしまうのが現状ではないでしょうか。
お母さんの子育ての不安は尽きることはありません。一人で頑張らずに誰かに相談すると少し楽になるかもしれません。当社では、そんなお母さんのサポートとして家族セラピーをご用意しております。セラピストが寄りそい、共に考えサポートいたします。
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