公正な目で住宅を診断し、住宅購入という一生に1度のイベントをサポート（3/3）

正しい知識を身につけて、後悔のない幸せな住まい選びをしてほしい

　野方さんは学校を卒業後、住宅建材の販売会社に就職。長年にわたり営業職として働いていました。数々の工務店に赴く中、「職人や現場監督の腕や意識によって、建物の品質に大きな差が生まれる」という実情を肌で感じてきたと振り返ります。

　次第に建築と関わりが深い不動産業界に興味を持つようになり、宅地建物取引士の資格を取得。時期を同じくして、かつてのクライアントの1人が起業したという話を耳にします。

　「その人物が現在の私の上司であり、弊社の代表である田中勲です。『住宅の購入において、買い主側に負担が偏っている』という構造に疑問を抱き、『ゼロシステムズ』を提供していた田中の理念に感銘を受け、私も力になりたいと自らメンバー入りを志願したんです」

　2013年に入社し、現在は顧客と各分野の専門家をつなぐ、リーダー的な役割を務めています。また実務者として、これまで2000件以上の非破壊検査を実施。「お客さまから、『野方さんにお願いして良かった』と言っていただくことが、何よりの励みになっています」と笑顔を見せます。

　今後は、SNSなどを通じた情報発信にも取り組んでいきたいと意欲を見せます。

　「残念ながら、欠陥住宅であることに気がつかず購入してしまい、泣き寝入りするといったケースが数多くあります。後悔しないためにも、正確な情報に触れ、正しい知識を身につけることが大切です。これからも無私無偏の精神で、みなさまの幸せな住まい選びをお手伝いしていきたいですね」

（取材年月：2023年3月）

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