早期退職制度を利用して50代で起業するメリット
現在は個人事業主だけど、将来は法人化を検討している人や、最初から会社を設立して起業したい人などもいると思います。いまや簡単に会社を設立できる時代であると言われていますが、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。
そこで今回は、会社を設立した場合のメリットや税金面での優遇などについて、わかりやすく説明させていただきます。
信用度が上がる
会社設立の大きなメリットは、信用度が上がるという点です。会社を設立するには、定款を作成したり、法人として登記したりするなどのさまざまな手続きを踏むため、個人事業主より手間やお金がかかる分、信用度が上がるということでしょう。
また、銀行から資金を借り入れする際は個人より法人の方が借り入れしやすかったり、Web取引においては、運営元が法人である場合の方が取引相手として選ばれやすかったりもします。
もちろん個人事業でも実績を重ねれば信用度は上がるものですが、いざ取引先として選ぶ場合、まだまだ法人の方が有利になるようです。
節税対策にもなる
節税目的で会社を設立する人は、意外に多いものです。主な節税面でのメリットを以下に挙げてみましょう。
●経費として計上できる幅が、個人よりも広くなるという点です。例えば自動車に係る経費、生命保険料の取り扱いや退職金などがあります。
●ある一定以上の所得となった場合に、所得税より法人税の方が税率の優遇を受けられる点です。所得税は所得金額が高くなるほど税率は高くなるという、いわゆる累進課税の方式を採っています。そのため、ある一定上の所得となった場合には法人の方が有利になるのです。
一般的に年間所得が継続的に1,000万円を超えてきて際には、法人化した方が有利と言われています。ただし、それぞれのケースによるため、法人化の判断は税理士に相談した方がよいでしょう。