早期退職制度を利用して50代で起業するメリット
起業をするに当たり、一体どうやって準備したらよいか、誰に相談したらよいかと悩む人は多いのではないでしょうか。今回は起業したい方のための心構えや困った時に相談できる専門家、頼りになる税理士の選び方についてご紹介したいと思います。
起業に対する心構えはしっかりと
自分の力を試してみたい、サラリーマン生活を卒業したい、好きなことを仕事にしたいなど、夢や希望を抱いて起業する人がいる一方で、起業後3年以内に廃業する人は7割も存在すると言われています。
起業は昔に比べ簡単にできるようにはなりましたが、これらの結果から見るとわかるように、起業は事業を継続するための準備をおこなうことも大切だと言えそうです。
起業を夢物語で終わらせないために、今一度なぜ起業するのか? 誰のために役立つ事業をおこなうのか? はたまた将来はどのような姿になりたいのか? など、起業に対する心構えをしっかり定めることが重要です。
困った時は誰に相談したらいい?
起業すると、税金や法律などさまざまな専門的な知識が必要になることもあります。そのようなときは誰に相談すればよいのでしょうか。
そこで起業の際に頼りになる専門家についてご紹介したいと思います。
・企業支援相談・税務書類の作成、申告や届出などの相談・・・税理士
・法律や契約書に関する相談・・・弁護士
・商標や特許などの相談・・・弁理士
・許認可や手続きの相談・・・行政書士
・社会保険や労災、労務の相談・・・社会保険労務士
・経済産業省などの補助金相談・・・中小企業診断士・社会保険労務士・税理士
心強い味方となる税理士の選び方
起業をすると当然でてくるのが、お金の管理です。例えば、経費の処理や売り上げの管理などありますが、中でも事業と密接な関係にあるのは資金調達方法・税金に関することだと思います。それらについてわからないことがあった場合には、ぜひ税理士に相談してみましょう。税理士は、税金の申告や申請の代理、会計帳簿の記帳代行、確定申告書や財務書類の作成など、経理に関するあらゆる業務をサポートし、節税などの相談にも乗ってくれます。
ただし、税理士はいくら頼りになると言っても、いろいろなタイプの人が存在するのも確かです。そこで、自分に合う税理士の選び方について、簡単にご紹介したいと思います。
親切で相談しやすい税理士を選ぼう
一般的に税理士は長い付き合いになることが多いため、自分と性格が合い相談しやすい税理士を選ぶことが大切です。
自分の業種に関する経験が豊富な税理士を選ぼう
医者に小児科、産婦人科、眼科などの専門分野があるのと同じで、税理士もそれぞれ得意分野を持っています。そのため、自分の事業に精通していて、かつ経験豊富な税理士を選ぶことが重要です。
起業支援や経営計画・資金計画を行なってくれる税理士を選ぼう
起業は最初の準備が大切です。会社の立ち上げから手伝ってくれる税理士を選ぶと、開業までの道のりおよび開業後の経営がスムーズになります。
決算対策を行なってくれる税理士を選ぼう
決算に関する依頼は税理士に委託する業務で、大きな割合を占めることがほとんどです。そのため、決算対策に強い税理士を選びましょう。
いかがでしたでしょうか。以上の点を税理士選びの参考にしてみてください。