講演会「大阪大学とウィスキー」について

谷浦健司

谷浦健司

テーマ:イベント

【お知らせ】
昨年7月から約40000ものアクセスでご愛顧いただいたマイベストプロ大阪HP&コラムですが、8月から『なにわの英語教育』大阪英語教育研究会(大英研/大阪新英研)ブログに集約させていただくことになりました。8月以降はそちらでご愛顧よろしくお願いいたします。
https://plaza.rakuten.co.jp/daieiken1967/diaryall/


案内をいただいて、先週、大阪大学工学部創始130周年記念「地域に生き世界に伸びる〜大阪大学とウィスキー」講演会に参加しました。

講演1「ジャパニーズ・ウィスキーの100年と大阪大学」松永和浩さん(大阪大学)
江戸時代末期に日本にウィスキーが伝えられて100年余り、様々に国産化が試みられ発展を遂げてきましたが、大阪大学卒業生の竹鶴政孝と佐治敬三が大きな役割を果たしました。特に「日本ウィスキーの父」とも呼ばれる竹鶴政孝は大阪高等工業学校(現大阪大学工学部)醸造科出身で、スコットランド・グラスゴー大学に留学し、実習の中で「竹鶴ノート」を詳細に記録し、このノートが日本の本格ウィスキーの起源になったとされ、その後、サントリーやニッカで国産本格ウィスキーの名品を数多く生み出します。また、大阪大学理学部化学科卒業の佐治敬三は、父であり竹鶴を支えた鳥井信治郎とともにサントリーで国産ウィスキー発展に大きく貢献しました。

講演2「今伝えたい地方の可能性と挑戦する力〜阪大卒業生稲垣氏が語る世界に挑むジャパニーズ・ウィスキーの挑戦と起業家精神〜」稲垣貴彦さん(若鶴酒造代表取締役社長)
1987年生まれ、富山県出身で大阪大学経済学部を卒業し、実家である若鶴酒造で曽祖父が始めたウィスキー造りを引き継ぎました。火事後、クラウドファウンディングにより三郎丸蒸溜所を改修して再興し、伝統工芸高岡銅器の技術を活用した世界初の鋳造製ポットスチル「ZENON」を発明しました。クラフトウィスキーを世界に向けて販売し、最近はウィスキーづくりのコンサルティングや品評会の審査員をしたり、『ジャパニーズウィスキー入門』(角川新書)を出版して国産ウィスキーの希望と課題について発信しています。

報告・告知「阪大生が考える地域貢献のかたち&大阪大学公式グッズ銘酒「緒方洪庵」第6弾について」NEOのむら・大阪大学の学生たち
大阪大学の学生たちが「NEOのむら」(2018年7月の西日本豪雨災害をきっかけに発足した、愛媛県西予市野村町のまちづくりを考える団体で、N野村自治振、E愛媛大学、O大阪大学が手を取り合って復興支援を行なっている)の活動を紹介し、銘酒「緒方洪庵」第6弾の予定について説明してくれました。

ウィスキー好きの私には興味深い話ばかりで、大阪大学が100年余り国産ウィスキー製品化に大きな役割を果たしたことに実学研究の重みを感じました。

〈参考〉稲垣貴彦『ジャパニーズウィスキー入門』(2024, 角川新書)


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谷浦健司
専門家

谷浦健司(教育アドバイザー)

大阪英語教育研究会

高校教諭40年、大学生指導の経験をもとに教育講演や教育アドバイスを行います。英語教育では、映画「火垂るの墓」を英訳した独自教材が全国で評判に。思春期の子どもに寄り添う指導法や子育てのヒントを伝えます。

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